クラスで一番かわいい女子がくすぐり攻撃されていた

かふぇいん

全ての始まり-憧れの同級生がくすぐられていた

僕が高2の頃。

同じクラスには可愛くて優しい女子(宮本さん)がいた。

綺麗な長髪とちょっと細目な宮本さんはクラスで一番、学年でも上位の可愛いさで、想いを寄せている同級生も多かった。

僕もそんな一人だった。


文化祭の出し物の準備をしに日曜日なのに学校に行ったあの日、僕はとんでもない光景を見ることになった。



学校に入り、教室の近くまで来た時

「うふんっ!んふふふっ…!」

宮本さんの笑い声が聞こえてきた。

宮本さんがいる…!あとは友達といるのだろうか…と思ったが、何かおかしい気がした。

教室の前側、半開きになっている扉から教室の中をこっそり覗き込んだ。


教室の後ろ半分に机が寄せられ、前半分の床に広げられた出し物の側に宮本さんが座り込んでいた。

その周りに3人の男子のクラスメイトがいて、じゃれ合うように宮本さんをくすぐっていた。

「ちょっと~!うふふふっ!やだ~んんっ…」

僕は息が止まりそうな思いで身体が動かなかった。

でも、身を縮めてくすぐったさに耐える宮本さんに思わず見入ってしまう。


「んんっ!っ~~~~!」

左腋の下を指先でぐりぐりとほじられて腕をぴったりと閉じて耐えている宮本さん。

右腋の下も狙われ、指をねじ込まれまいと腋を締めるが…。

背後にいた男子に手首を掴まれ、力づくで開けさせられてしまった。

そのまま頭の上まで腕を上げさせられ、宮本さんはバンザイの格好にさせられてしまった。

「えっ!?なんで!?離しtんふふふっ!」

驚く宮本さんだが、すぐさま二人がかりでくすぐられて悶え始める。

「うふふふっ!んふぅん!あぁぁぁぅぅぅんんっ!やはああぁ!んんっ…!」

「うふふっ!うふふふふっ!やだくすぐったい〜!うふふふふふっ!」

くすぐったくされて笑い声を上げながらも男子達に対して嫌そうに視線を送っている宮本さん。

「うふふふっ!やっ!うふふふふんっ!やはあぁぁぁ…やめてっ…あははあぁぁぁん…」

しかし、無防備な腋の下を異性である男子に指先でこそばされていくうちに、顔が火照った様子の宮本さんは聞いたことの無いような色っぽい声を上げ始めた。

「やっ…はあっ…うふふぅん!なんで〜!あははぁぁぁん…!」

「やめてっ!うふふふっ…ねえっ!うふふふふふんっ…あはあん!くすぐったい〜!」

次々に押し寄せるくすぐったさに翻弄されて暴れる余裕もないのか、触られる度にビクッとする身体の反応だけが見えた。

「あははっ…ねえっ…あはははっ…やめてよお…あははははんっ!」

「あはっ…あはっ…あははんっ!はああぁぁぁんっ…あははああぁぁぁっ…」


目の前で憧れの人が男子にくすぐられている。嫌がっているのに無理矢理脇の下を開かされ、こそばされている。

僕は胸に痛みを覚え、しかし興奮して見入っていた。


「あはぁぁぁっ…はあぁぁぁ…もうやだー!んんっ!あはぁぁん!」

「あははあぁぁん…やははあぁぁぁん…やめて恥ずかしい〜!」

「えーこちょこちょしてるだけじゃんー笑」

「やはぁっ…だけって…やははあぁぁぁ…こんなの…うふふぅぅぅん…やだっ…あははぁんっ!」

「なに?興奮してるの?笑」

「やぁっ!違っ…あはぁっ!やめて恥ずかしい~!」

嫌がる表情と苦しそうな笑顔が入り混じり、白いブラウスの上を這い回る指から逃れようと身体をくねらせる憧れの人の姿。

「あはぁんっ!あはははっ!やめてえええ!」

「やははっ!やはっ!あははははっ!無理無理やだあああ!!」

「宮本さん、腋の下弱いね笑」

「んああん!あはははっ!やはあっ!つつかないでえ!」

「やっ!はっ!んっ!あうぅぅんっ!やははぁぁん!やめてくすぐったい〜!」

宮本さんの腋の下がこそばされ、つつかれ触られまくる。

「あははははん!いやははははん!くすぐったいや~ん!」

「こちょこちょこちょ~」

「あははは!恥ずかしい~!やだぁん!やはははは!こちょこちょやだあ〜!」

こうしてくすぐられ続ける宮本さん。

「やだやだやだ!あははははは!くすぐったい~!やはははは!腋いやあ!」

「いやははん!やはははん!くすぐらないで!いやははははは!脇やん!やはははははは!」

腋の下を触られることを恥ずかしがり、嫌がる宮本さんだが、そのせいでますます脇の下をこそばされてしまう。

「いやはははん!腋やだあ!やはははは!恥ずかしいいい!やはははははは!」

「あははっ!あははっ!あははははっ!腋いやあああん!あははははあああああん!やめてえええええ!いやはははははははあん!」


しかし、しばらくすると限界が訪れたようだった。

「あはっ!もう無理!はあっ!はあっ!あはははははは!!お願いやめて~!いやははははははは!」

「よしこれならいけるぞ!一気にやっちゃおうぜ!」

「やはははははは!やはっ!あはっ!あははははっ!やああははははは!!あああああ~~!!!」

くすぐられまくって息も絶え絶えになって抵抗する力を失くした宮本さんはそのまま倒れこんだ。

憧れの人のそんな姿に僕は居た堪れず背を向ける。

逃げるようにその場を立ち去ったその日のことが今でも頭を離れない。

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