応援コメント

余談、常嗣と篁 ~遣唐使たちのその後~」への応援コメント

  • 史実を知らずに読ませて頂いているので、篁を置いて渡航してしまった常嗣の方を心配してしまいました。
    無事に行って帰れても、決して先が良いものではないというのは、なんとも辛い務めですね。

    作者からの返信

    幸まるさん、
    常嗣はどうしても唐へ行きたかったのでしょうね。当時は唐帰りというだけでかなりの出世コースだったようです。
    ただ行きも帰りも困難だらけだったのでハイリスク・ハイリターンな旅だったことは間違いないようです。

  • 常嗣サン…大隅様がしっかりと調査されたことがよくわかる、愛着あふれるお話でした。よく調べて、よく考察した人でないと、出てこないですよ、こういう解釈。常嗣サンの出番がおしまいになってしまうのがもったいないと、読者ですら思います。

    作者からの返信

    三奈木さん、
    常嗣に関してはあまり資料がなく篁の立場からの資料や物語ばかりなので悪く書かれていることが多いのですが、どこか憎めない存在なんですよね。

  • ともかくタカムラがかっこよくてシビれました。「道連れ」ができる男、知略家ですね!

    作者からの返信

    虎の威を借る正覚坊さん、
    コメントありがとうございます。
    小野篁の腕っぷしが強いエピソードばかりで、知略家的なエピソードがなかったので、今回は「道連れ」をさせてみました。

  • 鐘鬼に憑かれてしまい、自らを流刑に追い込むという展開に目を瞠りました。さすが篁、機転がきく上に強かですね!

    そして遣唐使の過酷さもよくわかりました。歴史的事実もふんだんに描かれていて、面白くとても勉強になりますm(_ _)m

    流刑となった篁と鐘鬼がどうなるのか、先が楽しみです!

    作者からの返信

    真田さん、
    コメントありがとうございます。

    当時の遣唐使って失敗ばかりを重ねていたようです。有名なところでは唐から帰って来る遣唐使船に乗っていた鑑真ですね。日本に来た時には目が見えなくなっていたって……。
    そんな過酷な遣唐使船は篁じゃなくても乗りたくなくなりますよね。

  • ここで一段落となるのでしょうか。余談として詳細な解説をはさんでいただき、さらに物語や登場人物の深みが増したように思います。
    常嗣さんは本作では、文字通り異界に片足をふみいれた小野篁の戦いの余波で苦労を強いられる一般人という印象でしたが、史実だけでも大変な運命をたどったわけですね。
    小野篁よりも、遣唐使という、かの菅原道真が見限った困難苛酷な役に振り回されたのかも、と思いました。

    作者からの返信

    武江成緒さん、
    藤原常嗣に関しては、史実だけをみてしまうと嫌な上司といった感じに描けてしまうのですが、書いているうちに愛着も湧いてきて、いつの間にか苦労する中間管理職のようになりました。その後の常嗣を知るとさらに単なる悪役としては描けないです。

    本作はここでひと区切りと思っていたのですが、カクヨムコンに参加させるには文字数が足りないことが判明しました……。
    と、いうわけでもう少し野狂の話は続きます。

    レビューいただき、ありがとうございます!