生存論

数字

数字

人は皆、数字に囚われている。

年齢、時間、評価。挙げればきりがない。

たしかに物事を簡単に表すには数字というものはとても簡単で共通認識が成り立っているものである。

ただ評価はどうだろう。

僕が今書いている文や他の創作物。映画などの批評サイト。動画投稿サイトの再生数。

不特定多数の人が見るような物であるほど猶更その傾向が強い。

皆。数字で判断する。

そしてその数字を得るために活動をしている人が大半であろう。

私はこの数字で競う文化がとても嫌いなのである。

別にこの文化をやめろと言っているわけではない。

皆が競い、上達していく。

とてもいいことだ。

だが、よく考えてみてほしい。

数字が少ないからとその作品を閲覧するのをやめた経験はないだろうか。

数字が多いからと普段は見向きもしないような作品を閲覧した経験はないだろうか。

数字が高く、皆が称賛していると知っているから自分も称賛したという経験はないだろうか。

私が嫌いなのはつまりそうゆうことである。

皆には一度数字を気にせず自分の興味関心だけで作品を見てもらいたい。

そして数字に囚われず各々の書きたい作品を書いてほしい。