創作について

物語はどのように思いつくか

 サポーターの方からの質問です。

 ――物語はどのように思いつきますか。


 結論「たぶん、アニメを観て批評するとき」


 実は、僕はアニメも好きです。オタクというほどではないけれど、一日に三時間以上はアニメを観ています。けど、純粋に楽しいという思いだけで、鑑賞をしているわけではありません。


 アニメを観ている最中、常に批評しているのです。ひとつひとつ場面の必要性を検討し、その場面の持つ効果が何か、考えています。


 例えば、一話ごとのエンディングはよく参考になります。アニメ会社もプロですからね。


 そして、批評を重ねることによって、高確率で欠点あるいは、自分が気に入っていない部分が見つかります。


「この場面をこうすれば、もっと面白くなる」


 もちろん、人によって評価は分かれます。しかし、それでいいのです。自分が書きたい作品を執筆するためには、その作品のを探します。最低なヤツだと思われるかもしれませんが、否定はしません。


 とりあえず、「こうすれば、もっと面白くなる」というのが本心ですから、その理想の場面を描くのに、ひたすら考えるのです。


 ――なぜアニメなのか。映画やドラマではダメなのか。


 時間の問題です。映画やドラマは長すぎて、批評するのに疲れてしまったり、エンディングに至るまでに時間がかかります。


 それに、アニメだと気楽に観れます。小説だと、没頭しすぎて批評できません。


 良くも悪くも、好みの小説に出会っているんでしょうね。


 ちなみに、純文学や詩においては、自分でもよく分かりません。感覚で執筆しているのか、論理的思考に基づき執筆しているのか。


 純文学は、毎日十二枚をイッキに書いていましたが、おそらく悪魔か何かと契約したのかもしれません。書け、と言われたら執筆できる自信はありますが。ナゾですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る