文体のカジモドよ、あの鐘を鳴らすのはあなた〜♪

♢前項の文章に一週間後に句読点をいれよだかなんだか。


 壊せ壊せと大勢の、

 声に押されるようにして、

 一人の男が祠へと、

 近づいていくがその足は、

 震え、

 怯えているのは目にも明らかで、

 だからこそ我々は熱狂して新たなパフォーマンスが展開されるのを心待ちにしていたが。

 いっかな男と祠の距離は縮まらず、

 要するに。

 進んでは下がってを繰り返し、

 てるのであって。

 我々の興奮の、

 種類は大幅に路線変更するしかなく、

 詰まり。

 手前てめえが行かないならおれが行く、

 という興奮であり、

 本来、

 挑戦者が爆散四散してからでなければ。

 新たに参加できないはずの、

 祠壊しの儀を、

 順番など糞食らえだと。

 飛び出す男にそれを牽制する男。

 その隙を窺いするりと抜ける女。

 とそれを見越してすぐ後ろをける子供、

 を蹴り倒す兄貴の、

 その背に飛び蹴りを喰らわす叔父貴に。

 という状況が四方八方で始まって。

 あっという間に、

 本来の挑戦者は、

 呑み込まれ。

 踏まれて。

 バキボキベキと。

 リズムを奏で。

 踊るように。

 我先にと手を飛ばす、

 その先にあるのは祠。

 で私は、ぼそりと呟く。

「あー死んだわ、

 みんな」

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