思い出し赤面
あえて黒歴史を掘り起こされたりせずとも、不意に過去の恥ずかしい記憶が蘇ってうわあああとなることはないだろうか。
私は、ある。結構頻繁にある。何回も思い出しているうちに耐性がついてしまったようなものから、たまにしか思い出さないものだから新鮮に恥ずかしがれるものまで様々。子供の頃の記憶が何かの拍子に浮かび上がって膝から下がガクガクするようなことは——頻繁にはないですが、数年に一度ぐらいの割合であります。
さて、ここは公開自主拷問の場ではないので、比較的「馬鹿だったなあ俺」で済まされそうな記憶をいくつか。
高校生の頃。person'sのTシャツを見て、勝手にPERSONZ(というバンドがあったのです)のシャツのパチモンだと思った記憶。恥ずかしい。クラスの友達に吹聴したりして。嗚呼恥ずかしい。あの頃は英語の成績がクラスで下から二番目だったことを差し引いても恥ずかしい。まあ、元々ファッションとはまるで縁のない年頃でしたが。(ちなみに縁のある年頃はまだ訪れておりません)
10ン年前。新宿のとあるシガーバーで、奢ってもらっている面々のうちの一人が佐藤大輔が好きだというのを、なぜか門田泰明と勘違いしてブーイングしたこと。しかもシガーバーなのに大声出してて店員さんに叱られた。恥ずかしい。しかも門田泰明読んでもいないというね!
これに関しては恥ずかしさもさることながら、何故奢ってもらっておきながらああいうことができるのか。我ながら空恐ろしい。
そうそう。間違ってる時ほど、つい断言してしまうという悪癖が私にはあります。冷静に分析してみたところ、間違ってることに気づかないほど間違ってるせいで、違う可能性に思いが寄らないのだと。むしろ、確かこうだったはず、とか、これで合ってると思うんだけど、とか言っているときのほうが合っている可能性が高い。
そう自覚してからは……と言いたいところですが、わかっているけどついついやっちまう、というのは哀しいけど、これ性なのよね……。
三つ子の魂とはよくいったもので、歳ばっか食ってまるで成長している気がしません。やれやれ。知識は増えたとはいえ、間違って覚えていることや、なかなかアップデートできない部分も多いしなあ。
最初は、なんとなく笑えたりクスッとしたりできる駄文を提供したいと考えていた当コーナーですが、もうほんとに何がしたいのかわかりません。
それでも。
あとちょっとだけ続くんじゃ……。
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