第16話駿の家で
~初めに~
いつもお読み頂きありがとうございます!14話、15話についてですが、加筆、修正しております!理由としまして健二郎君の漢という部分が表現出来ていなかったかなあと思ったためです!それと本来なら配信で関係を持った女性はその時だけの関係という事を念頭に入れて頂けましたらと思います。どうかこれからも宜しくお願いします!
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「あ、あんまり考え込まない方が良いと…思うよ?」
「そうは言っても…」
「だって…豊和君は国から言われてしている事だし。それは現在の人口を増やす為だったり…そういうのも含まれているんだよね?」
「それはそうなんだけど…」
「それに健二郎君も言ってたけど、応募する女性はみんな結婚する為じゃなくて…直接…その~…子種が欲しいみたいな感じなんでしょっ?」
「国からはそう言われてるけど…」
「生活も保証されてるし、豊和君に気にしてもらえるだけでも嬉しいと思うよ」
「そりゃあ気にするだろ?」
「気にし過ぎだと思う…」
「えっ?」
「だって…だってだよ?僕達は搾取という事でアレを国に渡してるでしょ?」
アレって…ああ…アレか。
「アレってもう使われてるよね、人工授精に?」
「…うん」
「豊和君のソレを使って妊娠している人も数多く居るんだよ?そんな人達全てに関わるつもりなの?」
「…割り切らないと豊和君…壊れちゃうよ?」
駿の家へと向かう道すがら…。そんな事を駿に言われた…。元々、国からも言われてはいた。男性が少ない世の中だから、応募に当たった人はそれだけで嬉しいから─と。
でも直接そういう関係になった以上出来る範囲はしたいと思うんだよね…。難しい世の中だね…。
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駿の家に着く頃にはもう日が暮れていた。駿のお母さんは既にご飯を用意してくれていて、僕と駿は手洗いうがいを済ませてから食事の席へと着く事に。駿の真横に座らさせてもらう…。少し遅れて駿のお姉さんと妹さんも食事の席へとやって来た。会うのは初めてなので軽く自己紹介を済ませてから食事する事に…。お姉さんの
「いや~…ホント駿の友達なんですね…」
「姉さんが知らないだけで何度も家に来てるからね?ねぇ、母さん?」
「そうね」
「お兄ちゃん…もしかして…私の為に連れて来てくれたの!?」
「今日は違うからね?」
「今日は?」
何か僕を連れてくる約束をしていたのかな?
「妹が豊和君のファンなんだよ」
「そそ、そうなんです!」
「え~と…ありがとう」
「私も配信見てるよ♪」
「は、配信…」
「ふ、2人共配信の話は今日は…」
「2人共気を付けないと嫌われるわよ?」
「「うん…ごめんなさい」」
僕は何も考えずに近くにあったコップを手に取り入ってた飲み物を飲み干して…
「あああっー!?」
「た、大変!?それは…駿ちゃんの!?」
「?」
2人が慌てている…。どうしたんだろう?駿の?もしかして…駿の飲み物だった?
「と、豊和君吐き出して!!!」
「そそそそそ、即効性なのよ!?」
ん?体が滅茶苦茶…熱くなってきた?
「どどど、どうしよう!?」
「2人共どうしたの?お母さんも駿も変だよ?」
「そうだよ、お兄ちゃんの飲み物飲んだだけだよね?」
「ただの飲み物じゃあないんだ…」
「しゅ、駿ちゃんはまだ薬の力が必要だから…」
「「「…薬?」」」
理由を知らない3人の声がハモる…。薬って……あっ…もしかして…
「これ…精力剤入ってる?」
「「…うん」」
そこからすぐに…呼吸が荒くなり…昂ってきた…。
「はぁはぁ…駿…」
「大丈夫豊和君!?」
「3人を連れて…離れてくれるか?それと…ここのリビング…はぁはぁ…借りていい?」
駄目だ…。このままだと…。
「離れるって…」
「悪いんだけど…はぁはぁ…我慢出来ない…冴子さんに…連絡して貰って良い?女性を…連れて来てと…」
性欲が異様に溢れる…。
「わ、私が…」
「私も…良いよ?」
「母さんこっちへ!2人共豊和君を宜しくね!ぼ、僕は豊和君の家に電話を掛けるから!」
「う、うん」
「ま、任せて…」
そこからは自分の意思とは裏腹に彼女達を求め…それだけでは到底足りずに冴子さんが緊急で呼び掛けて集まってくれた女性達を全て貪り尽くしてしまった…。
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