第40話私達が手になるから!
自宅に着いた僕をみんなはそれこそ熱烈に歓迎してくれた。冴子さんから事の経緯は円香さんへと連絡があったみたい。─で、どうやら冴子さん達のお陰で僕は罪に問われなかったみたいだ…。彼が遥ちゃんに下剤を仕込んだ事も聞いた…。あの時の下卑る様な蒲島君の笑みにはそういう事だったのかと思った…。まあ、正直に言うと殴られて当然の事を彼はしたのだと思っている…。そりゃあ、暴力はいけない事だとも分かっている…。でも…彼の傷は治っても、遥ちゃんが負った心の傷はなかなか癒える事ではないのだから…。
蒲島君が撮っていた映像も既に消去済みという事。僕自身の事はどうでもいいのだけれど、あれには遥ちゃんの映像も映っていたからね…。本当に出回らなくて良かったと安堵した。そして僕の右手の怪我に関しても転けた拍子に怪我した事にして欲しいとの要望もあった…。これに関しても遥ちゃんの事が表に出ない為の配慮だという事。
あの時クラスに居たクラスメイトや事件を知る者にも既に話はついているとの事。その詳細をこの時の僕は知らなかったのだが妊娠したい者には口止め料として僕のアレが渡されるとの事。そしてどうやらそれをみんな了承したみたいだ…。
そして、今…。話を聞いた後、心配を掛けてしまったみんなにまず謝る事に…。謝った後は、心配を掛けてしまったお詫びとして1人ずつ、共に過ごす事になった。何故…そうなった?
「どう?私の膝枕は?」
そう問い掛けて来る円香さん。言わなくても分かってますよね、その顔は…。円香さんもようやく僕に対して耐性が出来たみたい…。風呂場で洗いっこしてればそりゃあなれるよね?逆に僕の方が恥ずかしいけど…。
えっ?太ももの感触?そんなの…最高に決まってるよね?引き締まりつつも弾力のある太ももの感触…。しかもほぼ素足。何故なら円香さんの服装はキャミソールなんだぜ?視界には聖母の様な優しく僕を見つめる円香さんの顔…。花の薫りみたいに落ち着く良い匂いが鼻腔を擽る…。
「…え~と…気持ち良いです/////」
「心配…したんだからね?」
「ごめんなさい円香さん…」
そっと僕の右手を取り円香さんは傷を慈しむように両手で包み込みながら…口を開いた。
「怪我まで…。暴力は悪い事だし何も解決しないのよ?」
「はい…分かってます…」
「でも…女性としては…女性の為に怒れるあなたを誇りに思ったわ…どうしても男性は女性を軽視しがちだしね…」
「………」
「ホントは怒らないといけないんでしょうけど豊和君は言わなくても分かっているみたいだしね…」
「…はい」
「じゃあ、ここからは…豊和君をいっぱい甘やかしてあげるわ!豊和君にはそっちの方が効果ありそうだしね!」
「えっ?」
不意に僕の顔に影が出来、気が付いた時には円香さんの瑞々しい唇が僕の唇に重なっていた…。
「…ちゅっ………んっ…ヤっちゃった/////」
「円香…さん」
「ふふふ。キスって…いいわね…。豊和君もう一回しても…いい?」
「えっ?」
「ん~……ちゅっ……んっ…んくっ…」
円香さん!?耐性が付いた途端積極的過ぎない!?唇の感触を隅々迄味わう様に唇と唇が触れ合ってるんだけど!?そう思ったのも束の間…今度は唇の間を割って入ってくる円香さんの舌…………。存分に味わわれましたとも─。そして何かを思いたった顔をしてキャミソールの肩紐をずらすとポロンとおっぱいが顔を出した……………!?
「ええっー!?円香さん何をっ!?」
「豊和君がイイ子になるようにおっぱいあげようと思って/////」
「いやいや!?円香さん?」
露になった綺麗なおっぱいを前に僕の中の天使と悪魔が囁きだした…。この状況をどうするのか打開するために…。
天使「おっぱいをどうする気だ?恥じらいをも道連れにするつもりか?」
悪魔「いかにも天使らしい手前勝手な考えだな?おっぱいは男性の夢。おっぱいと生き、おっぱいが死ぬ時は共に滅びる!」
天使「っ!?くっ…その通りだな…。悪魔の言う通り…か。分かった!豊和よ!欲望を解き放て!お前は男だぞ!」
悪魔「その通りだ!天使の言う通りだ豊和!おっぱいがそこにあるんだぞ!」
おっぱいおっぱいうるせぇよ!何だよ天使は!?コロっと意見変えるんじゃないよ!?欲望しかないじゃないかあ!?
「は~い…今上げるからしっかり味わってね♡」
「むぐっ………んぐっ…」
「んっ…柚希や梓希に上げていた時とは全然違うわね……あっ…」
******
この後、柚希が来るまで僕はこの状態だった…。そしてその様子を見た柚希までもが、
「わ、私も豊和君にあげてみる/////」と言ったのは想像に難くない…。そして柚希と一緒に風呂に入り、更にその後、梓希にナニ(相変わらず最後まではしてない!)をしてもらい、更に更に凛迄突撃して来てワチャワチャなったのはここだけの話…。
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