第18話 2-10 第二章の登場人物等

◆◇◆ 登場人物 ◆◇◆

吉崎博司:

 明治26年生まれ、広島で瀬戸物屋を営んでいた。

 昭和11年3月に覚醒し、21世紀の科学者依田隆弘及び異世界ブラレシオの錬金術師シャルン・ドゥ・ボアルの記憶を受け継いだ


依田隆弘:

 2002年生まれ、京都大学を卒業した材料工学の研究者、2038年に交通事故で死亡


シャルン・ドゥ・ボアル:

 依田隆弘の転生先、異世界ラブレシオの錬金術師の家に生まれる

ラブレシオ世界で一番の錬金術師として惜しまれながら107歳で亡くなった


浅岡忠芳:

 吉崎博司の甥、吉崎博司の姉の子、吉崎の瀬戸物屋を譲られる


伊平:

 吉崎瀬戸物店の番頭


佐山英二:

群馬県高崎出身の45歳。

 商社マンだったが昭和の不況で失職、吉崎に拾われて吉崎航空製作所東京事務所の所員として働いている。


佐山洋子:

 佐山英二の長女16歳、帝都において15歳で就職していたが、父の勧めで転職、吉崎航空製作所東京事務所の所員として勤務している


野瀬孝三郎:

 29歳、元海軍陸戦隊兵士、上海事件で重傷を負い左足切断、傷痍軍人となった。

 縁があって、仙台で吉崎と面接、吉崎航空機製作所に雇用され、エンジン開発部門職員として勤務している


綾田園子:

 吉崎航空機製作所機関部第二課の第二班班長、30歳、夫は中国大陸で戦死



中西孝也:

 霞ケ浦海軍航空隊に属する教導隊の一飛曹、飛行兵の訓練指導に当たっている


崎山某:

 吉崎航空機製作所から派遣されてきたロートルパイロット


川本某:

 霞ケ浦海軍航空隊の一等整備兵、金谷にある吉崎航空製作所に派遣されルー101の整備を研修して来た人物



◆◇◆ その他補遺 ◆◇◆


高次元構造波(HSSW):

 亜空間魔法の派生から生まれた空間共振波、通常の通信機では痕跡すらつかめない

 デジタル通信が可能である


水素反応路:

 水の中の遊離水素と酸素の反応により水を生成しながら熱量を得て、特殊な媒体を介してタービンを回して動力を得ることができる。

 吉崎博司が発明した新型動力炉、本人以外は製造ができない



◆◇◆ 1938年末の時点で吉崎航空機製作所が製造可能な航空機 ◆◇◆


<練習機>

単発練習用航空機「ラー1」:

 ル―101若しくはル―101改の操縦を想定して作られた練習機


双発練習用航空機「ラー2」

 双発爆撃機のハー401若しくはハー402の操縦を想定して作られた練習機


<戦闘機>

戦闘機「ルー101」:

 本来は艦上戦闘機用として造られた戦闘機ながら、海軍の運用面で基地用戦闘機になった。

 ただし、超大型航空母艦には搭載することになる。


艦上戦闘機「ル―101改」:

 ル―101のマイナーチェンジにより十二試艦戦の要求書に合わせた艦上戦闘機


局地戦闘機「ルー102」:

 要撃機として試作された高々度戦闘機


<攻撃機・爆撃機>

攻撃機「リー201」:

 雷撃、爆撃双方をこなせる複座型艦上攻撃機として製造

 しかしながら、発艦時の速度、着艦時の制動装置等の問題もあって、カタパルト搭載の大型空母での運用が推奨される


双発軽爆撃機「ハー401」:

 96式中攻や一式陸攻に代わる基地用双発爆撃機、魚雷攻撃も可能

 96式中攻や一式陸攻に比べて特に防弾性に優れているが、速度及び航続距離も優秀である


双発重爆撃機「ハー402」:

 ハー401に比べ搭載爆弾量が倍になっている。

 ハー401より速度は速いが航続距離は短い


<VTOL機又はSTOL機>

輸送ヘリ「ユー301」:

 軍用の輸送機、14名の兵員を運べる

 機銃を備えた急襲部隊専用のユー301(甲)及び救助に特化したユー301(乙)の二機種の派生型がある


民生用輸送ヘリ「Y―311」:

 民生用の旅客輸送ヘリコプター、最大定員12名


攻撃ヘリ「コー302」:

 対戦車、対潜水艦、対人、対陣地攻撃用のヘリコプター、定員二名


STOL双発型輸送機「ユー302」:

 垂直での離発着が可能なティルトローターの軍用双発機、定員42名、巡航速力540キロ、航続距離は1500キロ


STOL双発型民生輸送機 Y―312」:

 垂直での離発着が可能なティルトローターの民生用双発機、定員36名、巡航速力440キロ、航続距離は1800キロ


<輸送機>

双発型軍用輸送機「ユー303」:

 双発の軍用輸送機、巡航速力500キロ、航続距離は3400キロ、防弾仕様


双発型民生輸送機「Y―313」:

 双発の民生用輸送機、巡航速力480キロで航続距離は3700キロ


<偵察機>

早期警戒機「テー01」:

 双発の機体上部に円盤状のレーダー設備を有する

 翼を折りたたむことが可能で、カタパルトを有する大型空母には艦載も可能、定員5名。


無人偵察機「テー02」

 通信用ドローンとコンビで600キロ前後までの範囲での遠隔操作が可能。

 対空ミサイル等が搭載可能

 軽空母でも運用は可能



◆◇◆ 装備等 ◆◇◆

12.7ミリ機銃:

 吉崎製作所が製造した新型機銃、初速が旧型に比べ4割増しで、マ弾を使用して破壊力大。

 後に99式13ミリ機銃として海軍より認定される。


7.7ミリ機銃:

 吉崎製作所が製造した新型機銃、初速が旧型に比べ4割増しで、マ弾を使用して破壊力大。

 後に99式8ミリ機銃として海軍より認定される。


セラカーボン:

 吉崎航空機製作所が制作する軍用機に使用される機体の主要素材。

 ナノカーボン繊維と窒化ケイ素の複合材料で生みだされる。

 比重1.3、強度6,839N/㎟


防弾ガラス:

 航空機のキャノピーに使用されている特殊素材、厚さ7ミリで60ミリ厚の鋼材に匹敵する強度がある


航空機自動識別装置:

 航空機の敵味方を識別するための装置、基地又は艦艇用と搭乗機用の搭載機器がある。

 レーダートランスポンダに頼らない特殊な亜空間波を利用している


◆◇◆ 会社等 ◆◇◆

有限会社・吉崎鉱山:

 1937年(昭和12年)7月下旬に吉崎博司が、山梨県南巨摩郡身延町湯之奥にある旧中山金山を購入し、鉱山権を獲得、金の採掘と鋳造を行う


株式会社・吉崎航空機製作所:

 1937年(昭和12年)12月千葉県君津郡金谷村字キラセに設立


吉崎航空機製作所東京連絡事務所:

 東京丸の内のビル内に貸事務所を借りて1937年(昭和12年)12月に発足


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