男子高校生の同性恋愛

うし

第1話「恋が空から降ってきたのです」

ぼくが扉をノックした。



開いたと同時にパンツ一枚の君が出てきて

ぼくにハグをした。



そこから恋が始まってしまったのだ。

走り出したら止まらない恋を見つけてしまった。



☆☆☆




高校1年生の時から同じクラスで

同じ友達グループに居たBくん。



彼はいつも場を笑わせ、

時にはリーダー性を見せる頼れる人。



1年生の時に

友達関係が形成され仲良くなり


ぼくたちは2年生になって

6月を迎えた。



その時はただの「友達」だった。




☆☆☆



高校2年生の6月、

ぼくたちは北海道へ修学旅行に行った。



夏の北海道は涼しく過ごしやすい気候で

昼夜問わず快適に過ごせた。



日中は長い長い直線の道路をサイクリングして

夜にはジンギスカンを食べ

一息ついたころ。



初日の夜の出来事だった。




☆☆☆



Bくんとは修学旅行中、

同じグループだったが部屋は別だった。



夕食後、

ぼくがBくんの部屋へ行き扉をノックした。



開いたと同時にB君が

パンツ一枚の姿で出てきて、

いきなりぼくにハグをした。




☆☆☆



僕は突然の出来事に

どうして良いか分からず

棒立ちになっていた、



と同時にぼくは雷に打たれたような感覚にあった。



生まれて初めてハグをされて、

男の人に触れられて、

それが衝撃的過ぎて頭から離れなかった。



その夜、

僕は寝付けずに

Bくんの事ばかり考えていたら

いつの間にか寝ていた。

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