好きな先生のところに嫁入り

高校でも美術部に入っている。

可愛い女の子のキャラクター好きなので、大きな紙に、可愛いキャラクターを創作して描いている。

今にも、その絵の可愛い女の子のキャラクター、絵から飛び出して来そう!


文化祭では、富士山の絵を描いて展示した。

修学旅行の時のバスガイドさんも、文化祭に来てくれた。

「うわっ!あの時の富士山やあ!修学旅行で登った時の富士山。めっちゃきれいに描けてるやん。富士山ここにあるみたい。まさに、この絵のような富士山やったもんなあ~」

って、ほめてくれた。

そしてまた、新しい下着も持ってきてプレゼントしてくれた。

「また、ちゃんと使ってね」

って言って。

バスガイドさんとは良い友達だ。


あやなっちは高校を卒業したら、女子大に進学して美術を学びたかった。


でも、もう1つ。

高校を卒業して、やるべきこと、あやなっちには、あった。

そっちのほうをあやなっちは選んだ。


女子大にも行けなくはなかったけど、あやなっちは、もう1つのほうを選択した。


それは、好きな先生のところに嫁入り。



高校を卒業した3月。

あやなっちは、高校の体育の可愛い女の先生、池野香絵先生のところに嫁入りに。


池野文奈となった。

香絵先生といっしょに暮らしている。

新婚生活。


あやなっちの両親も、高校の可愛い女の体育の先生と結婚できて、めっちゃ喜んでいる。


ほんまは女子大にも行きたかったんだけど、香絵先生のところに嫁入りした。

優しくて面白くて可愛い、かえっち。香絵先生。


新婚旅行で、ニースに行った。

ふたりとも、なんとなくニースに行ってみたかった。


海沿いのちっちゃな可愛いホテルに、ふたりで泊まった。

ロビーには、きれいなニースの風景画、いっぱい飾ってある。


部屋にも、やはり、ニースの風景画、何枚も飾られてある。


「誰の絵なんだろう?」

って、ふたりで絵を見つめた。


「あっ、サインしてある!」

「えっ?あ、ほんまや~」

絵の右下に、名前のサインのようなもの、黒い絵の具で描かれてある。


ふたりでサインをよく見てみた。


「あれ?AYANAって描いてある?」

「ほんまや。AYANAや~」


窓からは、地中海、パーッて広がっていて、めっちゃ良き景色。


可愛い部屋なのに、バスはめちゃめちゃ広い。部屋と同じくらいの大きさのバス。


ふたりで、ゆっくりと、お風呂に入った。

ふたりで泳げるくらいの大きさ。

いっしょに泳いだ。

水泳を先生といっしょに。

先生に教えてもらう。


お風呂の中で、あやなっちは、香絵先生に抱かれた。

香絵先生は、あやなっちのことを優しく愛撫してくれる。


ニースのシャガール美術館に行った。

めっちゃ幻想的な絵。


カンヌやモナコにも行ってみた。


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