初の未知との遭遇!は白熊君
寒い・・気がする。でも此の服は薄い生地なのに凄く温かいので大丈夫だ。気がするのはあたり一面真っ白で遠くに見えるのは標高はウンゼンメートル級の山々があり、此処一帯は雪原の盆地仕様だから、普通に考えれば寒い場所なのだ。
結界の外に出たけれど何時でも戻れる仕様にしてあるので、この盆地から見える雪原や森に行き自分の実力を試し迷子になっても安心なのだ!と言う事で・・行き成り目の前100mくらいから大きな白い雪だるまが真っ直ぐ此方に走って来るのが見える・・50m手前で再確認すると雪だるまじゃなくて・・デカイ熊・・なんてこった 行き成り熊と遭遇して襲われる仕様らしい・・・
さてとヤルシカナイネ、此処で彼のご馳走にナル気はサラサラ無い。でも綺麗な真っ白で温かそうな毛皮だし余り傷をつけたくないな・・・流血とかで赤くしたくないし。魔法で仕留め様!打撃で一発は悪くないけれど対象の速度以上の打撃と威力を使うと恐らく・・相手は破裂しちゃうかもしれないって事なので・・クリエイトゴーレム!あいつの突進を止めて動きを止めろ!
即座にゴーレムを作成して白熊君(仮称)に突撃させる。ドカーンと言う大きな音と共に彼とゴーレムがぶつかりその衝撃波で周りの雪が吹き飛び雪の下にある凍った草原が見えてしまう。
それだけじゃなく魔法で作ったゴーレムが半分壊れている・・・だめじゃね?兎に角、ヤツは止まったから急いで白熊君の背中に回り、一発だけ軽くボクシングで言う右ストレートを腰の辺りに打ち込むとグシャって音があり白熊君は叫ぶ事無く何故か自分の方に倒れてきた(ヤバイ軽くだけれど気が付かずにウェーブナックルになったっぽい)・・・・・
ちょ・・まち・・下敷きになるじゃねーか!慌てて横に避けると、これまたどーすーん!と言う音と共に仰向けの状態で倒れてしまった。ヤッタのか?タブン動かないから倒したよな・・!初勝利だぜ!異世界に来て初の動物?魔物討伐!さてと・・こいつはどんな名前なのか?
「マテリアル!鑑定スキル発動」・・ふむ
種族 熊 ノースデビル
討伐難易度 S8
魔石価値 計算不可能
素材価格 天文学的
素材性能 全て希少価値
更に鑑定
討伐難易度について・・F~B(パーティーまたは実力の有るソロで討伐が可能な魔物)AからS(大規模な作戦にて討伐可能な魔物)SS以上(SクラスをS1とした場合)討伐不可能、または災害クラスであり人類では普通に討伐を放棄する魔物である。
・・・・うん鑑定さん有難う、今の俺の力は軽く殴っただけで災害クラスを止める力があるんだね・・人外になったんだね・・
と・・気を取り戻して「マテリアル!此の付近の生態調査!範囲!この雪原と森!」
ポーン・・と言う音がしたあとにこの様な結果がでた・・・
調査結果
魔物の強度
S4~S8
S4(ホワイトラビット神位種)S5(ブリザードフォックス神位種)S6(ノースファング・狼神位種)S7(ノースツインファング・猫科大型肉食・神位種)
S8(ノースデビル・熊神位種)
そっかー・・ここの生き物はウサギでも危険なんだね・・でも軽いナックルで熊は一撃だったから大丈夫かな?それより!熊回収して結界に戻ろう!!ヤル気はあったけれどヤッタラ命を無駄にしちゃいけないね!其れに今後の事も考えよう。
おーいゴーレム!この白熊君を食べられる様にして初の獲物だからちゃんと解体して色々と使えるようにしてあげて!!
白熊君をゴーレムに渡すと何故か嬉しそうな雰囲気を見せて白熊君を解体していたのだった・・・・
翌日
ゴーレムから相談があり、今後もこの様な狩を続けるならば、獲物の肉や内臓を悪くしないような倉庫と獲物からでた貴重な素材を保管する場所を結界内に作って欲しいと頼まれたので倉庫を作った。「マテリアル!時間経過をせず、ずーっとその素材が新鮮で保管できる倉庫を!」と叫ぶと目の前に何処かの工業団地かよ!倉庫街かよ!と思うくらいの大きな倉庫が出来た。
其れから結界の外での腕試しと森への探検が始まった
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