送られた場所は雪国だった

と・・言うわけで階さん、私たちの世界へようこそです。先程の通り私たちの地球はまだ未熟な世界、貴方達が住んでいた世界観からは程遠い事になりますが宜しいですか?

仕方ないだろうが、此れは戻れないから何とも言えないな・・・では転移させてもらおう。だが!貴方の加護は此の地において私には適用されないと思うのだが、其処は何とする?

ガイア

可能な限り、加護は致します。此方の不行き届きでしたので。

解った。そうして頂こう、だが意味無くば干渉は可能だろうな?

ガイア

・・・誠に辛い事ですが受け容れましょう。

かくして・・・面倒な問題児でもあり被害者でもある 階と言う魂が異界というがパラレルワールドである地球へ送り届けられる事態となったのであった。

と・・此処はPH(パラレルワールドの地球での天界)

ア・ポロン

「なんだ?この不明な不届きな魂は?挨拶もナシか?しかも人型の生命体じゃないか!こんなヤツはあの北に白く埋め尽くされた生命さえも凍りつく場所に飛ばしてやる!」

「きっと母上もよく処理したと喜んでくれるであろう。」

と・・トンデモナイ事をしでかす息子をガイアは知らない。

・・・寒いな・・全く回りが全て白い・・言うなれば富士〇級の山に囲まれた盆地じゃねぇか?見渡す限り雪山だな・・しかも地面が氷で氷点下な事はわかるぞ・・此の侭では氷像になっちまう・・ならば力を使おう!「結界!」見渡す限りの地域に!其の地には地球の人間が適応可能な気温を!

・・・ある程度落ち着いたか?見渡す限りこの中は草原だな。其れに気温は25度前後だな。助かったぜ・・序にドコゾノ

引用を使って此処にいる限り外との時間は停止にしておくかな。


「我!此れより修練の時とする!此の中では年もとらずに只管、訓練を行う!」っと・・相手が必要だし食と住はナントカするとして衣類は・・半そでにジャージだな!ってしてと・・「マテリアル」起動!ゴーレム作成!序に人工知能搭載!地球のあらゆる武道をマスターしたゴーレムにする!さあ!俺の師範代になる為のゴーレムよ!此処に!眩い光と共に人型が現れる、身長は2mだな・・まあ師範代級以上の実技と基礎をと願ったから仕方ないな。


ゴーレムよ!我にあらゆる武道の基本を伝授してくれ!そして基本が出来たら応用と実技を伝授するのだ!厳しくな!

其れから・・・・あのゴーレムはこの俺に走れと促す・・・

ぜぇぜぇ・・ばかじゃねーの?アイツ俺が作ったんだよ?命令されたからって何時まで走るんだよ・・・彼是・・この広すぎる盆地を延々と走ってるんだが・・・肉体はアホみたいに強化されて此の地に下りたけれど・・恐らく1週間は走り続けてるハズ?・・途中に水分とか出されては居るけれども・・寝る事も無いけれど・・精神的にツカレタヨ?オイ!休ませろ!!!


え?マスターはまだ走れるから休むことは無い?まだ基礎にも至ってない?ナンテコッタ・・まだ走らなきゃ成らないらしい・・・・1ヶ月後・・オイ!まだ走るのか!休ませろ!!ン?休んでよい?何時からオマエハ俺に命令を!ナニ?師範級以上に作ったのはアナタ?師範だから師匠だから許される?・・・なんかスキルの使い方失敗した気がする・・俺は草原の大地に頭から倒れた・・・休める・・


2日後・・・

もー眠いが目が何故か覚めた・・あのゴーレムが飯を作っている!アイツ・・ゴーレムだよな?地球の知識を渡しては無いが・・あ!人工知能があったよ・・ン?しっかり食べた後はまた走れだと!!オカシクネ?俺は御前のマスターだよ??

そんな会話?をして走るだけで何年経ったのだろうか・・やっとゴーレムの野郎が走る事を終了させた。

結界暦100年

この自分が作ったヤツから走るだけ!の訓練が終わった。其処から走る!と筋力トレーニング基礎?が始まったのを、この自分は知らないのだった・・・

結界暦5000年

マラソン?と基礎筋力?柔軟体操がセットになった訓練は続いていた・・・

結界暦1万年後・・・

ようやくあのゴーレムが基礎の武道の稽古が始まった、剣術から近接武術、簡単なパンチを真っ直ぐに振りぬく拳闘の稽古、蹴り足と軸足のバランスをしっかりしながらの蹴り!

柔軟性をとった太極〇の動き等・・毎日走るんだぞ?それに筋トレ!柔軟運動とか・・その後のさっきの稽古・・・望んだが・・冗談じゃないんだな・・

結界暦1億年

なんだ?今度は基礎は身についた?応用なのか、んで基本訓練と基本の練習と応用を教えるから?、マテ・・此の世界は1日は何時間なんだ?

10億年後・・・

この俺はある程度の武術と剣術をマスターしたと、あの異常なゴーレムから言い渡された。

・・ようやく開放される。思えば長い道のりだった・次は

対人訓練?また基礎と応用が!!アホか!!!!!!!!!!!

結界暦100億年後

 対人訓練の基礎と応用編が無事に終了したとゴーレムから言い渡された。何故だろう自然と涙が出てきたのだが・・・このゴーレムが話せるようになっていたのは知らなかった。

 さて、格技は一通り出来るようになったので今度は「魔法」だな!自分は・・まあ適当にやれば魔法は使えるだろう?多分。なのでスキル行使!勿論マテリアルだ、この俺に最大限の魔法能力を!と・・序に錬金術とかも面白いから其れも全部!

うん・・何だか体の中に不思議な感覚が出来たっぽいので早速と魔法を行使!結界の外は雪原で零下?度の世界なので、火属性系をまず!んーと「ファイア!」すると・・体の中から何かが通り抜けたかと思うと目の前に青白く輝く炎が浮かんでいる。熱いかな?触ってみるが熱くない・・でも此の色は凄く高い温度の色なんだが・・まあ良いか。次に水系統に土属性なんだがゴーレムを作ったのはスキルなので魔法系では土属性だよな?じゃーそれでゴーレムを作ってみる。

「クリエイトゴーレム!」地面がモコモコと盛り上がり人型になり、此の俺の目の前に現れたのだが・・こいつはデカイ。5mくらいあるんじゃね?其れに、アイツ(最初に作ったゴーレム)と違いただ立ちっぱなしで俺が何か言わないと動かないんだよ・・面倒だな却下。大地にもどれ!うむ・・・小さくなりながら地面に沈んでいった。よし!代替何とかなりそうだ!・・でも外は寒そうだよな、今まで格技とかの為に薄着だったが・・まあスキルで軽く動きが阻害されない衣服で防寒性能と耐魔法性能に対物理性能な服を作ろう、スキル発動だ!「マテリアル!」光が集まった後に、マネキンに衣服が着せられて出てきた・・此れって寒冷地仕様の戦闘服じゃね?でもさ・・格好が室内で着る服みたいに薄い生地だよな・・軽く動きが阻害されない様にと考えたが大丈夫かな?とりあえず着て外に出よう。



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