階と神様の会話らしいよ

静海がガイアに会う前の時間

「そうだなー勝手にあんたらの都合で死んだよな!はっきり言って俺は巻き込まれたんだよな、じゃ俺の言い分は、否定できないよな。ならば好きにさせてもらおうじゃないか!駄目か?」

アマテラス

「そうねーでも、・・仕方ないのかしら?」

エンマ

「我も彼の言い分は・・と思うが・・別世界に転生なり転移の方がと思うが、我が裁定は彼に問わねば為らぬ。今宵の世においての裁きは常に平等なのだ。しかし今回ばかりは余りにも理不尽につきるのだ。本人及び魂が意に沿わぬ事態ゆえに。罪と罰を問うこの我も今回の事ばかりは恩赦が必要と思う。」

「なら確定だな、俺様は別世界の適当すぎるいい加減に巻き込まれた。魂の善悪は既にエンマによって裁かれたとして全て良いかと思うのだが?」

エンマ

「そうじゃの・・だが裁定は下す、階!そちは理の世において、少なからず徳を積んだ故に無罪放免とする!尚の事であるがソチの魂は多少汚れては居るが徳を差し引きしても徳が上回る。別世界に飛ばされる事にはなるが、我がエンマの加護は受ける事が可能とする!良いな?魂が変らぬ限り何時でも頼るが良い。世界は変るとも汝は我が管理下にあると心に刻むように心がけよ!」

アマテラス

「まあ・・エンマにしては優しいのね。でも厳しすぎるかなーと思うの。だって無慈悲にこの世から消されて、別世界に強引に引き込まれたのよ?日の本に居る我が子なのよ?貴方の子なら何をすると思う?絶対許せないんじゃない?私は許せないんだからね?更に別世界の神々の手違い?間違い?相互システムの失敗?笑わせないで頂戴!そんな戯言の為にたった一人?2人でも惜しむ事は無いの!故に!我が子である日の本の民が巻き添えになった、此れは許しがたい!なので日の本を預かる神として彼が望む意見を通させてもらう!此れはエンマよりも強い要望と知りなさい!」

ガイア

「まいったわね・・アマテラス、譲歩は無いのかしら?アル=テミスじゃ処理できないのよ、貴方の言い分はね。他の2人は逃亡してしまったし・・我が子ながら酷いと思うけれど。」

アル

「母上?何故其処までおっしゃるのですか?これは此れ、私の部下の不始末ですよ?何故私が責任を取るのです?」

ガイア

「貴方は・・私も育て方が間違ったようですね・・此の責は私が取りましょう。そして我が子3人に改めて教育を施すと言う所で罰を受けたいと思うのですが如何でしょうか?アマテラス・エンマ?」

アマテラス・エンマ

「良いでしょう。但し彼の言い分は認め通すのを確約としたらですね。」

「ならば言い分を通させてもらおう、転移として扱わせろ、次に能力だが「マテリアル」此れは俺が今までイメージしていた物が形に出来なかったから、このスキルで物やスキルを作り使用可能にしてもらう。簡単に言えば創造だな、それと今より若返りをしてもらう。まあ・・傍若無人や人徳から外れた事は可能な限りしないと約束しよう。アマテラス様、エンマ様、貴方達の加護は受けたいと思います。自分が余りにも非道な考えを起こしそうな時は、其の都度助言を受けた周りたいと思います。なので「マテリアル」については可能にしてもらいたい。自分が死ぬまでに身につけた知識を転移先の状況においての能力行使かな。あとは・・ガイア様?かなアル=テミスへの通信可能が最低だな。悪く思わないで欲しいが・・結局巻き添えにしやがったんだ、俺の能力は枠外にしろ、管轄はあんた達じゃーねーからな!あくまでも俺は日の本の神様の加護があると思えよ、あんた等ノ加護はオマケだ!理不尽にされた俺の生涯を此方の世界に来てまで好きにされたくは無いからな!」

ガイア

「あの・・その貴方の意見はと意思は解りますが・・余りにも横暴ではないですか?私たちの世界に異変と危惧を起こし脅かすのは明白なのです。ですから押さえていただけないでしょうか。」

アマテラス

「何を言うの?ガイア、貴方達の不行き届きが原因ですの!貴方に原因があって我が子に悪い事は有りませんの!なのに何を仰るの?これ以上を言うのなら過干渉と言われても、ガイアがいる世界を滅ぼす為に挙兵も及ばずなのです!」

エンマ

「まあ・・アマテラスよ、今回はだな確かに彼らの不手際であり予測の着かぬ事が多かったのだろう。其処は許してやろうでは無いか?だがの・・彼らが行った事は決して緩くは無いし許せるものではない。が・・・此方の神々に挙兵までする事は避けようでは無いか?こちらも他の国家を守る冥府の神々に通達するし、アマテラス嬢も同じ事をするのであろう?ここで挙兵は愚策じゃ!矛を収めるのだ。但し・・此れ以後に起こった場合は事を構える事も辞さずじゃな。解ったかの?ガイア殿、我々も詰まらぬ戦は犯したくないのだ。総力戦になればガイア殿も、どうなるかわかっておろう?」

ガイア

「そうですね・・エンマ殿。我が世界は貴方の居る世界より未熟・・同じ地球ではあるけれども民意も国家も育っては無い。システムについてもまだ良い状況ではないですしね。彼のスキル「マテリアル」を認めます、と言うより受け入れさせて頂きます。ですが!!この星で最大の加護を受け持つのは私なのです!!此れはご理解下さい。」

エンマ

「ま・・良かろう。アマテラス嬢や、一応此れでよいな?どうせ綻びはでる。基本的に彼らの加護は我々が行うのだ。」

アマテラス

「爺やが言うならば・・収めましょう。但し!今後にあるようなら・・です」

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