女神聖戦の章
両者の文明が育ったとき、《ヒューマン》と《エルフ》が
《ヒューマン》と《エルフ》は、相手が別の女神を崇めていることを知り、互いに大きな怒りを覚えました。
その怒りは次第に大きくなり、
《エルフ》の魔法は強大で、《ヒューマン》は手も足も出ませんでした。
それを見た《クレアーレ》は、《ヒューマン》に魔法を授けました。
《ディミオルゴ》はこれに怒り、《エルフ》に強力な魔法を授けました。
次第に両者の報復合戦となり、女神同士の大きな戦争へと発展しました。《女神聖戦》の始まりです。
戦争は数百年続きましたが、決着は着きませんでした。
《ムンドゥス》の地には、《ヒューマン》と《エルフ》の死体の山が出来上がっていました。
心優しい
《ヴィータ》は母である《クレアーレ》に、戦争を止めるよう懇願しました。
しかしそれは、《クレアーレ》の
彼女は常闇の
《モルス》は闇しかない裏側の世界なので、《ヴィータ》は外へ出ることが永遠にできなくなりました。
怒りが収まらなかった《クレアーレ》は、《エルフ》に自ら手を下し、絶滅寸前に追い込みました。
最愛の息子に似た《エルフ》族を死なせたくない《ディミオルゴ》は、彼女に深々と謝罪し、停戦を申し込みました。
しかし、怒りに駆られた《クレアーレ》は、《ディミオルゴ》を殺してしまいました。
創造主を失った《エルフ》は
その隙を突かれ、《エルフ》は《ヒューマン》に
長い時を経て、《女神聖戦》が終結したのでした――。
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