金銭感覚がバグってるオタクな僕と堅実な彼女

青甘(あおあま)

第1話

 るんるん🎵

 今日は原画展の開催日である

 これはもうワクワクが止まらない





「ねえ、どこに行くのよ」  

 またか、

 今日も同じ高校から入学してきた女子大生が声をかけてくる




「別にどこだっていいだろ」

 相手にするのがめんどくさく適当に流す

「何よその言い方!なら私もついて行くわ」


 えー 

「・・・何か不満でも???」

「いえ、まだそうもございません」

 時々、彼女は怖くなる






「あのさ僕に構うよりもせっかくのキャンパスライフを満喫したら?」

「うるさいわね、別にいいでしょ」

「まあ、いいけどさ。ついたぞ」


「へ〜、ここなのね」


 そう、ついに僕たちは夢の国に着いたのだ

 僕はこのためにアルバイトをしてきたと言っても過言ではない


「よし、早速見に行こう!」

「あ、待ちなさいよ」

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