第47話 妖精さんたち、あれ?

遅くなりました。すみません。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜


私たちと行ってくれることが決まったもふもふは、まずは騎乗が出来るグリフォンさんとペガサスさん。

あとの子はまだ候補という感じだろうか?でも何となく、大所帯になりそうな予感がするわ。そして


『あらあらまあまあ、エルフさんたちはまた倒されちゃったのね』


〖妖精が顔に集中してるわね〗

〖首から下は小動物ですね〗

『大人気じゃのう』

『よっぽど美味いのか?今度魔力の味について研究してみるか?調味料とかになるかな』

『あらあらまあまあ、妖精さんをお酒にでも漬ける気かしら?』

『ふむ。やってみるか』

え?本気?


『『『『う、う~ん・・・』』』』

あ、仲良く一緒に起きそう


『『み、見えない』』

『『ま、真っ暗』』

『『『『夜?』』』』

いやいや、まだ昼よ


〖う~ん、さすがというかなんというか〗

〖好かれすぎるのも大変ね。ほらほら、離れてあげなさい〗

魔神様に言われて、ようやく離れ始める妖精さんたち


『『『『あ、朝だ』』』』

いえ、昼よ


〖さてと、あなたたちの相棒はどうしましょうか〗

〖相性はみんな良さそうだもんね~〗

たしかに。


『随分カラフルだけど、なんの妖精さんたちなの?』

『ん?全属性いるのぉ』

『あらすごい。皆さん全属性一人ずつ契約するのかしら?魔法チートね』

『いや、せめて二~三人ずつ選ばないと喧嘩になるんじゃねぇか?』

『あらあらまあまあ』

たしかにあそこでシャドーボクシングやってる子とかいるわね。


シュッシュッシュッ


『やっぱりエルフさん人気ね~』

『何を言っておるのじゃ?レイの頭もかなり賑やかじゃぞ』ふっ

『え?』

頭?見上げてみると


にこにこにこーっ


綺麗に仲良く並んで、私の頭に寝そべった妖精さんたちが、にこにこしながらこちらを見ていた。

『あらあらまあまあ?』

どういうこと?


『さっきは神獣の子らがいたからな、遠慮して近寄れんかったんだろ』

『え?』

そうなの?

〖ふふ。凛さんの妖精はその子たちで決定かな?〗

〖そうね。いいんじゃないかしら?〗

『えええ?』

そ、そんな簡単に大丈夫なの?

『レイ、もう返品は聞かないようですよ』

『え?』

〖そうですね。頭の上で手をつないで円を作って踊ってますからね〗

『えええ?』


マ~イムマイム♪マ~イムマイム♪マイムベッサソン♪


な、なんか頭の上からミュージックが聞こえるような?


〖これ、聖域のクマさんがマンドラゴラたちに仕込んだのに似てるわね〗

〖さては私たちの上映会を覗き見してましたね?〗


ぴゅーっ


あら、私の背中にかくれちゃったわ。図星だったみたいね。


『それじゃこの子たちも一緒に行ってくれるのかしら?』


ぴゅーっこくこくこく!


あらあらまあまあ、全員私の前に回って整列してきたわ。可愛いわね。


『そう。可愛い妖精さんたちがこんなにたくさん、一緒に行ってくれるのは嬉しいわ!これからよろしくお願いしますね!』


にっこー!こくこくこくこく!


ふふふ、指先で小さい手と握手ね。よろしくね。


『うむ。こちらは綺麗に纏まったようじゃが、あちらは大変そうだぞよ』

『足下に動物たちも控えてるのにな』


え?

『あらあらまあまあ、そうだったわね』


エルフさんたちの周りの妖精さんたち?ファインディングポーズってこちらの世界にもあるのね。

さあ、どうしたらいいのかしらね?


☆。.:*・゜☆。.:*・゜

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