第41話 もったいない精神
お休みしてすみませんでした。
タイトルまたいじりました
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
知らぬ間に、妖精さんたちのおやつになっていたなんて・・・
『それもびっくりだけど、魔力ダダ漏れ?』
それって大丈夫なの?
〖まあ、体に入り切らない余った魔力が外に出てる訳だから、体に害はないわよ〗
『そうなのですね。良かった』
ひとまず安心ね。知らぬ間に生命力とかまで食べられていたらどうなっちゃうの?とかまで思っちゃったわ。せっかく若返ったのに孫に会うまでにしわくちゃなおばあちゃんになっちゃったらとか思うと、神様たちをぶん殴っ・・・こほん。泣くに泣けないもの。
〖レイさん?今、何か物騒なこと思わなかった?〗だらだら
『あらあらまあまあ?まさか!そんなことある訳ありませんわ。おほほほほ』
いやぁね~ほんの少し思いかけただけなのに
ぼそ
〖いや、すげぇ殺気だったよな〗
〖ああ〗
あらあら、何かしら?武神様、鍛冶神様?
〖〖イヤ?ナニモ?〗〗だらだら
そうよね?おほほ
『ま、まあなんだ。医神様、早くエルフたち起こそうぜ』
〖そうですね〗パンッ
医神様が手を叩いたら
『『『『ん、んんん・・・』』』』
あ、起きたみたいね。さすがだわ。
『ええと、私たちは何を?』
『な、なぜこんな所で寝て?いやだわ、神様の前でなんとお恥ずかしいっ』
『姉様、どうして寝てたんだっけ?』
『え、ええと、たしか、妖精さんたちや、動物たちに⋯?』
あらあらまあまあ、皆さん見事に取り乱してるわね。さっきまで妖精さんたちが山盛りになってたものね
〖まあまあ、落ち着いて。ごめんね、気づかなくて〗
〖あなたたち、妖精たちに魔力食べられてたのよ〗
『『『『ええええっ?』』』』
うんうん。分かるわ。いきなり食べられてるなんて言われたら驚くわよね。あ、そう言えば魔力を見せてくれるとか仰ってたわよね?どういうことかしら?
〖ふふふ。はやくも懐かないわね。つい先日のことなのに〗
『魔神様?懐かしいとは?』
どういうこと?さっきから、そればっかりだわ
〖愛し子たちにも同じことをしたのよ。ふふふっ〗
孫と?
〖そうよ。愛し子と一緒にいる妖精たちに魔力が見える子達がいて、その子たちに言わせるとね?愛し子の魔力は、ぼぼぼぼ、ぶわー!なんですって〗くすくす
『あ、あはは?』
ぼぼぼぼぶわあ?
〖そう。吹き出る感じね。でも、あなたも中々よ?こんな風に♪〗ぱちんっ
『え?ええええ?』
な、なに?魔神様が指を鳴らしたとたんに私の体から銀色の何かが?
『きゃあっ』
え?エルフちゃん?
『姉様っ』
『な、何が?』
『これは一体?』
『あらあらまあまあ?』
お姉ちゃんの方?彼女もすごいわ。でも、妹さんもすごいわね。
〖どうかしら?〗にまにま
『ま、魔神様、これは一体?』
〖これがあなた方の魔力よ。みんな中々ね。ちなみに普通はそんなに見えないわよ。人よりあると言われているものでもこんな感じね〗ぽっ
そう言って魔神様は自分の体に魔力を少しだけ纏わせた。コンロの火に例えると弱火と中火の間くらいかしら?ゆらゆら安定しない感じね。あら?神様たちは魔力見えない?不思議に思ってジーッと見てみると
『膜?』
見えないけど、何かあるわよね?
〖さすがね。正解よ。私たちは常に魔力を体の隅々、髪の毛一本にまで魔力を纏わせてるのよ。便利よ?これ〗
そ、そうなの?
〖見えない鎧を纏ってるようなもんだな。常に魔力を循環させてるから魔法も即座に打てるしな〗
〖武神の言う通りよ。あなた達の魔力がどれだけ無駄遣いされてるか分かるでしょ?〗
そうね。こんなに溢れ出してたら
『日本人のもったいない精神がこのままじゃダメだと言ってるわ。何とかしないと!せめて何かに貯めないと!』
ただ溢れさせるなんてもったいない!・・・ん?
ポカーン・・・
『あ、あらあらまあまあ?』
私、何か言ったかしら?
〖ふ、ふふふっ、あはははっ〗
どっ
『あ、あらあらまあまあ?』
魔神様が笑いだしたらみんな笑い出しちゃったわよ?
〖ふ、ふふ。さすがだわね。レイ〗
〖うんうん。レイさんが目覚めたのは正にもったいない精神の賜物だったんだね〗
〖〖〖うんうん〗〗〗
あらあらまあまあ?ますますどういうこと?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
お休みしてすみませんでした。アレルギーも落ち着きました。
しばらく写真すらカニさんは見たくない心境ですが・・カニと山芋は我慢できるけど、エビとチョコレートは食べたいな~。パピコも食べたい。アイスって気をつけないとチョコ使いまくってるんですよ。同じショーケースとか入ってると、ケーキやドーナツも食べられないし。直らないかな?アレルギー😭
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