第39話 次のもふもふは?

遅くなりました!すみません!

☆。.:*・゜☆。.:*・゜


『ぴぃ』もふ『ぽぉ』もふん

はい?

『ぴぃ』もふもふ『ぽぉ』もふもふん


ぴぃぽぉ?なんか両肩にいるのだけど?首にもふもふがすりすりしてるのだけど?


〖まあ!あなたまで来ちゃったの?〗

『ぴぃよ♪』


『まあ、不死の子がいるならあなたもいますよね?』

『ほぉ。そうだな。いつも一緒に遊んでるからな』

『ぽぉ~♪』

『なぜ梟なのにこの子は『ぽぉ』なのだろうか?』

『ぽぉ?』こてん

〖さあ〗


どうも私の肩にいるのは鳥さんのようね。


『ほら、一度こちらに来なさい。レイが困ってるわ』

『ぴぃ』ちょんっ

女神様の手に移ったのは、真っ白真ん丸な鳥さん?あ、しっぽがあったわ。先だけ赤いのね。そして、向きを変えてこちらを見た鳥さんは、真っ赤な嘴にクリっとした黒いおめ目に、アイシャドーみたいに赤い毛がかわいいわ。頭のてっぺん白い毛がくるんと立っててかわいいわね。


〖レイ、この子は私の相棒の不死鳥の子よ。ね?〗

『ぴぃ♪』よっ!

片方の翼を上げて、よっ!って挨拶してくれてるみたいね。

『よろしくね』なで

『ぴぃ♪』

まあ、もふもふだわ~♪


そしてこっちはホントの

『真っ白な鞠?』

ふわふわなラビットファーで出来たボンボンみたい。


『ふふ。違いますよ』

『ほら、恥ずかしがらずに顔を見せなさい』

『ぽぉ』にゅ~


『あらあらまあまあ?背が伸びてく?あら!フクロウさんになったわ!』

ええと、コノハズクだったかしら?可愛らしい顔のフクロウさんだわ。しかも、真っ白ふわふわ!


『ふふ。私の相棒の鳥の子ですよ』

『恥ずかしがり屋で、すぐにさっきのように丸くなってしまうんですよ』

『ぽぉ』すすっ

あら、また丸くなっちゃったわ


『あらあらまあまあ、補佐さんの相棒さんは梟さんだったのね。ピッタリだわ』

『ぴったり?なぜそう思うのです?』

『私たちのいた所では、梟は知の象徴だったり、幸運のお守りだったりするのよ』

『なるほど』

『ほほ~悪い気はしないな』

『ぽぉ』てれ


みんなもふもふ!すごいわ!

それにしても、神様たちの相棒さんは、みんな白いのね。あら?

『料理長さんと、主神様と魔神様の相棒さんも白いのかしら?』


『ん?俺んとこのはさっきからお前さんの背中に張り付いてるぞ?』


『え?』

ささっ

『え?』

さささっ

『ええ?』

なんで隠れちゃうの?


『わはは!遊ばれてるな!レイ!その隠れんぼは、そいつの挨拶なんだよ』


『ええ?何その可愛い挨拶?』

もふ~

『あ?』

今ほっぺたをふわふわしたものが撫でた?しっぽ!しっぽだわ!


ぴょこん

『ちちっ』きゅるん♪

わ、私のお胸に張り付いて


『いやぁ~ん!かわいい~!』

見上げてるわ!エゾモモンガ!真っ白なエゾモモンガ!の赤ちゃんが!


『いや、そいつはこの中で一番年上だぞ!』

『ええええ!?』

『ちちっ♪』きゅるん♪

こ、こんなつぶらな瞳で一番年上?あ、あざとかわいいとはこのこと!?


『そいつはな、親子して美味いもんを嗅ぎ分けるのが得意なんだ。ひょいひょい飛べるし、走り回れるし、手は器用だしな』

『え、ええ、分かるわ⋯』

だって⋯


『ちちっ』

するするする~


テーブルの上に桃を見つけた途端に、どこから出したのか、ボウルのお水で手を洗ってから、ナイフで自分と同じくらいの桃をするする剥いて、他の子達に配ってるもの⋯


『すごいわ』

『すげぇだろ?』ワハハ!


みんな個性的なのね。


〖ふふ。僕たちの神獣も白いけどね、二人とも力が強いから、みんなを怖がらせないために神殿の奥にいるんだ〗

〖私たちの神獣も番なのよ。して、絶賛子育て中よ〗


『え?一体どんな神獣さんなの?』

〖〖獅子だね(よ)〗〗

『獅子!』

ということは、真っ白なライオン!素敵!できることなら赤ちゃん見てみたいけど、難しいわよね。きっと。


☆。.:*・゜☆。.:*・゜

お読みいただきありがとうございます。フォロー、感想、応援、星などありがとうございます。

昨日『転生初日に~』更新してます。『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る