第3話 今世の私

本日1話目です。よろしくお願いします。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜


私はここでかなり長いこと眠りについていたらしい。

体も新しい姿になり、しかも若返っていた。

容姿も銀色の腰まである長い髪は、自分で言うのもなんだが、まっすぐサラサラ、天使の輪もバッチリ!

お肌もぷるぷるツヤツヤ、瞳の色も銀色だ!決してカラーコンタクトではない!

そして、美人の部類⋯だと思う。

とにかく高級エステで全身磨かれたような髪や体なのだ!異世界仕様素晴らしい!なのに⋯なのにっ


『何で、何で胸と腰は日本人仕様なのぉぉ~っ!』

そう、私は前の世界でもいわゆるスレンダーと言われる体型だった。着物を着る機会が多かったから、『着物が似合う体型でいいじゃない♪』と、言われていたが⋯


ちらっ ジト~


〖⋯な、何?〗ぶるっ

〖さ、さあ?〗びくっ

『じゃが、何やら身の危険を感じるのぉ?』がたがた


『ふ、ふふふ⋯あらあらまあまあ?』

なぜ、皆さんお胸をお隠しになるのかしら?うらやまけしからんお山が押し上げられて谷間が強調されてましてよ?

腰もキュッ!お尻だって⋯っ


〖な、何?何なの?嫌な予感がするわ〗ぶるぶる

〖お、お母様、怖いです〗びくびくっ

『目が、目が尋常でないでおじゃっ』がくぶるっ


あらあらまあまあ、ナイスバディな超絶美人が三人抱き合って何をなさっているのかしら?


『ふ、ふふふっ⋯この、女の敵ぃーっ!』

ぐわしっ


〖キャーっ!?〗ぐにっ


〖ぶふうっ〗

主神様がお茶を吹いた!

〖キャーッ!お父様汚いですわっ!ではなくて、お母様ーっ!〗

『な、何が起こったのじゃ!?』

慌てふためくメンバーと


〖おいおい⋯〗

『おやおや』ふふふっ

武神様と補佐さんは早々に自分のお茶を持って壁際に移動。


『何なの何なの!?このボンッキュッボン!のうらやまけしからんボディーはああっ』

もみもみもみもみっ

〖キャーッ!やめてっ何するのよーっ?〗

ぐにぐにぐに

『これがこの世界のスタンダードなの!?あっちもこっちも女の敵っ!少しくらい分けなさいよーっ!』

むぎゅむぎゅーっ

〖ギャーッ!出来るわけないでしょ!?訳分からないこと言わないでよ!?〗

ぐにぐにぐにーっ


〖ぐふーっ〗

〖お父様!?鼻血を吹いてる場合ではないですわっ!お母様ーっ〗

『あわわわっ近寄ってはダメなのじゃ!魔神様の犠牲が無に帰しますのじゃっ』

おばあちゃん、大暴走⋯


『何で生まれ変わったのに体型だけは変わらないのよーっ!?今からでも胸とお尻を寄越しなさいよーっ』

ぐにぐにぐにっ

〖キャーッ!無茶言わないでーっ〗ぽよんぽよんっ


〖ぐぅっ〗ぼたぼた

〖お父様っしっかりなさって!お母様ーっ!〗

『ひいいっ』


〖ハッ!そ、そうだったねっ、お、落ち着いてっ!あなたのその姿は日本の神様のご希望なんだよっ〗


『え?』

ピタッ


〖と、止まった?〗

〖お母様っ早くこちらへっ〗

『ぶ、無事かえ?むしられてないかえ?』ぺたぺた

〖え、ええ〗ゼエゼエ

魔神様、帰還!


『⋯主神様?日本の神様のご希望って、どういうことかしら?』ゆら~り

〖え、ええと、それはねぇ~〗ダラダラダラ⋯

『⋯どういうことか、説明⋯して頂けますよね?』にぃっこり

〖は、はい〗ダラダラダラ


では、説明して頂けるでしょうか?


☆。.:*・゜☆。.:*・゜


お読みいただきありがとうございます。

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『転生初日に~』『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。

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