第6話

一年が経った。


 俺は中2なり、

 夢ちゃんも2年になった。


 夢ちゃんは身長が大きくなった。


 「ねぇ、夢ちゃん、」


「何?お兄ちゃん?」


「 こっち来て、」


  壁に自分の線を書く。

 

「夢ちゃんもこっちに」


 「わかった!!」

夢ちゃんの頭に線を書いた。


「これ何?」


あら、正直夢ちゃん家でもやってるかと思ったけど、


 「これは夢ちゃんと俺の成長を残す為にやってるんだよ。また、夢ちゃんと俺が大きくなったらまたここに描くから」


「うん、いつかお兄ちゃんを越すね!」


 ーーー

 「夢ちゃん、それでさ、新しい学校の友達とは遊ばないの?」


「えー、お兄ちゃんともっと遊びたい!」


「そっか、、、嬉しいな」

嬉しいけど、、、


 「そうだ、また友達呼んでいい?」


「、、いいよ。」



 俺は、夢ちゃんがこれから大人になって恋人が出来るのか、、、と思うと悲しくなった。

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