15話 中3と小3


今日はお兄ちゃんの受験の日だ。お兄ちゃんは気合い十分だった。


「お兄ちゃん!!頑張ってね」


「うん!!ありがとう夢ちゃん!!俺頑張るからなぁ」


お兄ちゃんは行った。


私はこのあと学校で本当はもっと追いかけてまで応援したいけど、そうはいかない。


あとお兄ちゃんと約束した。勉強は頑張れるだけ頑張ると、だから私も


!!!


その瞬間私は変な感覚がした。これ、男の人の手だ

ーーー



目が覚めると、警察がいた。


私はさっきまでのことを思い出して、凄く怖くて泣いた。泣きまくった。


そして、


「夢ちゃん!!」


お兄ちゃんが私の元に来て抱きしめてる。


「夢ちゃん良かった、良かった」


「お・・・お・・・お兄ちゃん」


私を強く抱きしめる。


「お兄ちゃん、受験は?」


「そんなことはいい!!夢ちゃんの方が大事だから!!」


「諦めたの私のせいで?」


「違う。それよりも無事で良かった、本当に良かっ」


お兄ちゃんは力が抜けて


「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」


ーーーーーー


お兄ちゃんが来てくれた理由は見えなくなる前に、もう一度後ろを振り返ると誘拐されてる私の姿を発見して、追いかけてくれたようだ。


眠っている私から警察が来るまで時間を稼いで、いろんなところに暴力を受けた。


そして、力が抜けて倒れてしまった。


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