13話 小3と中3


私は思い切って、お兄ちゃんに聞いてみた。


「なんで、そんなに勉強頑張るの?」


「えっ、・・・良い高校に行く為かな?」


「でも、そんな勉強して辛いなら意味ないよ」


「・・・確かにそうかも知れないね」


「そうだよ!!」


良いことして居る方がいいに決まってる。


「でも、それなら夢ちゃんだって学校に行って勉強してるよね」


「・・・っ!」


私は驚く、お兄ちゃんに思わず言い返されような気分


「いや、夢ちゃんを責めてる、怒ってるとかそういう訳じゃないんだよ」


「・・・っじゃあ何?」


「やらないといけないことはあるんだよ、そして夢のために」


「私のため?」


「・・・そうだよ!夢ちゃんの為」

お兄ちゃんは私の頭に手を置く


「そうなの?」


「うん!!俺さ楽しいゲームを作りたいんだよ!!そしていつか夢ちゃんと遊びたい」


「作ったゲームを??」


「そうゲームを!!だから夢ちゃんといつか作ったやつで遊ぶ。」


「すごい!!」


そして、お兄ちゃんは私になんで勉強が必要なのか分かりやすく教えてくれた。

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