【日曜日、投稿00:50】大切な人をクラスメイト全員で虐めてから約8年、そして過去に戻る。
眠気
第1話
私達は、大切な人を傷つけた。だから私達は謝ろうとした、必死に許されようした。だけどもう・・・
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今日は高校のクラスメイト達と集まる日だ。私達はとっくに成人を迎えて、それぞれの道に進んでいる。
「あっ氷!久しぶり!一年ぶりだね。」
去年と一昨年と全く同じ挨拶をする彼女は東山 水だ。
「うん、久しぶり。」
そして、クラスメイトは次々と集まる。結果クラスの10人が集まった。少し最近の報告を聞いたが、特にめでたい報告も無く、いまだにこのクラスで結婚した人は居ないようだ。
「氷ちゃん、お医者さんはなんだって?」
クラスメイト達は一斉に私の方を見る。
「まだ、回復は見込めないって。」
「そっか。」
「今日は皆が来てくれたよ、太郎。」
返事はない。
「・・・太郎、」
氷は今年も太郎に名前を呼ぶだけになるだろう。
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みんなは静かに太郎を見つめて時間が経った。
「そろそろ帰ろうか」
私達はそのまま病院で解散した。
その帰り道に、
電話が鳴った。
水からだ、どうしたんだろう。
「どうしたの?水?忘れ物でもした?」
「道山くんが亡くなった。」
「えっ、さっきまで一緒だったのに!」
「さっき一緒の道で帰った、三原ちゃんが一緒に言っ!!」
今とても強い音が鳴った。
「水、大丈夫なの?水??」
返事がない!なのに通話は切れてない。
私はとても嫌な予感がする。水は絶対に嘘は付かない。高校で嘘をついてトラウマになる程、後悔をした水だからこそ絶対にない。
そして私に強い痛みが走る。
吹き飛んでいる。
太郎、せめてもう一度話をしたかった。あー、このまま漫画のように過去に戻れたらな。
ーーーーーーーー
あれ、私、確か車に・・・
ここは高校の教室?ここはもしかして、天国なの?いや地獄なの?
寝ている人が何人かいる。三原、水とかは起きてる。
!!!
太郎は居るの!?
教室を見渡す。
そして、後ろの教室から入って来た。
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