①1話

俺はお姉ちゃんと約2年間付き合ってる。


 だが、姉は大学生になってからかなりキャラが変わった。


 ある日、たまたま外でお姉ちゃんを見つけた。


 「あ、あか・・・嘘?あれ誰??」


あかり・・・俺の姉は男と手を繋いでいた。


 しかもキスをした。


 嘘だろ


 



 俺は姉に告白されてから、姉のことを女として見るように意識して、本当に好きになっていた。


 けど、これはないよ。


ーーーーーーー


 「お姉ちゃん」


「どうしたの?青・・・あとお姉ちゃん呼びは」


「・・・お姉ちゃん、やっぱり姉弟で付き合うのは無理があったんだね。」


「・・・っ!!どうしてそんなこと言うの?」


姉のリアクションからして、どうやら俺今の言葉から察したようだ。


 「今日見たよ。」


「・・・っ!あれは勝手に手を繋がれて」


「その後も」


「・・・」


「もう言い逃れ出来ないね。」


「ごめんね、青」


「今回のは流石に許せないよ。だから別れよう」


「・・・分かった」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る