第47話 相談枠編(7)美尊ぉおおお!?
「――え? み、
コメント欄に現れた美尊に動揺し、詰まりながらなんとか声をかける。視聴者の皆は、「美尊ちゃんだ、本人来てくれた!」、「ワイも謝る! どうかゆるしてやって!」などと盛り上がっているようだ。
ヤバい。
今の話……本音を聞かれてた?
どうしよう。嘘は吐きたくないけど、言い方とか……
同じ内容でも、伝え方
何で怒っていたのかも分からない段階だけど……兎に角、仲直りがしたい!
バクバクと胸の
〈
それは――美尊が俺を許してくれるような内容だった。
「い、いや……。俺こそゴメン! タイミングとか空気とか、俺は経験値が少なすぎで全然分からなくてさ! 妹に甘えられるなんて、お兄ちゃんとして本望だよ、生きてて良かったとさえ感じる!……その、あのさ、俺の事嫌いになってない?」
このコメントを打ちながら、美尊はどんな顔をしているんだろう?
笑えているだろうか、まさか泣いてはいないだろうか?
〈
その『大好き』と言う言葉は――俺を心の底から安心させてくれる言葉だった。
「良かった~……仲直りが出来た! 皆さん、弱音を吐いていた俺を
〈あたおかぁあああ良かったなあああw〉
〈マジで嫌われたらどうしようって
〈あくまで兄貴としてだからな? そこ
〈美尊ちゃんも兄とは言え、アイドルが
〈その
〈ファンサービスと個人へは違うだろそんな当たり前の事も分かんないの?〉
思わず応援してくれていた視聴者さんに喜びをぶつけると、コメント欄では仲直りを
こ、これが……噂に聞く本物の炎上ってヤツなのか!?
「わ、わ! 皆さん、喧嘩は止めましょうか!」
〈
「え? 当たり前に
何を当然の事を聞いてくるんだ?
〈即答で言い切った! やだイケメン///〉
〈あぁああああああお兄様ぁああああああああああああ〉
〈美尊ちゃん。いくらお兄さんでも、仲良すぎじゃない? それはファンへの裏切りだよ?〉
〈今、
〈
そうか……。
俺が本音を隠すと、美尊や姉御にも
「美尊……分かった。嫌われるのを
〈なんだ、まさか
〈タヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒねタヒね〉
〈おいふざけんなよマジで〉
〈
「――こんな
俺はちゃんと、本音で注意をした。
仲直りが出来たのは嬉しいけど、もう深夜2時を過ぎているんだぞ。
高校生が起きているべき時間じゃないでしょう!
〈ふぁあああwww〉
〈あたおか、そりゃねぇわwww〉
〈オカンかwww〉
〈だ い な し ★〉
〈シリアス時間を返せw〉
〈良かった。危うく人をタヒす所だった〉
〈これはヒドいw〉
〈美尊ちゃん
〈あたおか、お前ってヤツは……。良いヤツなのは分かる! でも違うだろ、ここでそれはないよぉおおお!〉
俺が美尊に夜更かしを注意した瞬間――今までで1番速い速度でコメントが流れて行く。
鍛えた俺の
―――――――――――
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