一生のスパークル
華猫
覗いてるだけ
epilogue.1 勘違いは勘違えない
9月29日 改稿
慣れてない音が響いた。
それが何なのかはいつになっても分からない
当時の僕はそうだった。
今になっては、誰がそう思っているのか、はたまたいつかの僕がそうなるのかなんて全く分からない。
最初から分かるはずがなかった。
いつからすべてを知った気になっていたのか、考えても考えても答えなんて出るはずがない。
それはある種成長したといえるだろう、と今では割り切れるようになっている。
それが逃げであることは承知しているけれど、そうするしかないはずなのに自分に嫌気が差す。
その葛藤が、本当に心の底から反吐が出るほどのものだと誰が分かってくれようか。
きっと忘れることができない記憶。
どうやって生きていたら、それを思い出として話すことがなかったのだろうと、今でも悔やみきれない気持ちがある。
それを時折話そうとして、言葉が詰まる。
依然として、その答えは見つかっていない。
ジレンマはいつまでも続いた。
何が目的だったかもわからなくなるほどに、
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