世界史ふしぎ発見!

羽弦トリス

第1話ボストン茶会事件

アメリカ合衆国の独立の引き金となった、ボストン茶会事件(ボストンティーパーティー事件)。

今回は、この話しを短く説明します。

植民地への茶の専売権を東インド会社に独占させたことにより、アメリカ植民地人の反感を買う。

それより、少し前に、

「代表なくして課税なし」の主張は、植民地人を踏みにじる事になります。

それが、茶法に繋がる訳です。前にも書いた専売権を東インド会社に独占させました。

アメリカ植民地人は、イギリスからの独立を考え始めます。

そして、とうとう事件が。

1773年12月16日深夜、ボストン港に停泊中の東インド会社の船3隻から、合計342箱の茶の葉の入った箱を海に投げ捨てます。

この時、市民は先住民の格好にふん装していました。その数、おおよそ50名。手には斤などを持っていました。

さて、ここで問題です。

何故、市民はふん装したのでしょうか?


それは、捕まれば死刑だから。しかも、絞首刑。

だから、ふん装して誰がやったか分からなくしようとしたのです。

紅茶はイギリス国王の財産だから。

これをきっかけに、翌年の1774年には植民地の自治の尊重を訴えるが、1775年には武力衝突が起きて、有名なアメリカ独立戦争が始まります。

ここで、今日のポイント。

イギリスが植民地の自治を認めない事。

東インド会社ばかりに課税権を認めた事。

そして、本事件が起きてアメリカ独立戦争に繋がった事。

本事件の犯人の市民は、ふん装していた事。

僕がテスト問題を作っていたら、何故ふん装していたのか?を出題したい所。

以上が、ボストン茶会事件の背景でした。

詳しく知りたい方は、「ボストン虐殺事件」

も、頭に入れましょう。

これは、イギリスから輸入される紅茶に課税されて、アメリカ植民地は不買運動を始めます。

そして、イギリス軍がボストンを占拠し多くの一般人を射殺した事件の事です。

教科書以上の話しは本作品では、扱いませんのでご了承頂きたい。

何せ、山川出版の教科書を元に説明と、僕の高校時代の記憶だけで書いていますので。

では、次回。


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