002 我はエルフを求めん
それにしても...何にも無い。
ゴミ以外何にも無い。
どうなってるのこれ。
見渡す限りゴミしかないってヤバくね?
ほんとマジでここどこなのよ。
ぼーっと突っ立っててもしかたねぇからとりあえず歩いてみる。
なんかこれ地面も変だね。
なんかこう...弾力があるというかむにむにしてる。
まるで生き物の腹の中みたいな...
いや、やめよう。
現実になりそうだし。
さっきからガスマスクがやけに降ってくることといい、困ったもんだ。
あーあ。どうせなら美少女が降ってきてくれたら良いのに。
まず合法ロリじゃろ?
俺よりなんかずっと賢くて、なのに優しくて元気が良くて……
そんでもって俺にすげー懐いてくれて、なんでもしてくれ…うへへ
流石にそんなのが降ってくるわけないから、どっかからワープみたいな感じで俺のとこに来てくれないかな~とか思ってたら目の前がいきなり光った。
うぉっまぶしっ 目がっ目がぁっ!
光が止んだらそこには美少女の姿が...
なんてね。
そんな都合の良いことがあるわけないだろ。
そのかわり、なんかボロ雑巾みたいなものが転がってる。
なんだこれ。
直接さわるのもばっちいので、そこらへんに転がってた木の棒でつついてひっくり返す。
...ん?
んん?
...これ。
エルフだこれ!?
耳尖った合法ロリエルフだこれ!?
な、なんか凄い傷だらけで今にも死にそうなんですけど!?
や、やべぇどうしようこれ。
一応息はしてるみたいだけど、目もやけどか何かでつぶれてるし、血でぬるぬるだし……全然うれしくないぬるぬる……
って現実逃避してる場合じゃないって!
と、とにかく俺は元気で健康でかわいいろりえるふが見たいんだ!
こんなボロボロで今にも天にめされそうなひんしエルフじゃなくって!
こう、あれだ!なんか天界究極魔法的なヤツで全部キレーに治らねぇかな!
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