周りの人がツンデレになった。けどそんなことを知らない俺はもう遅いになった

激 辛

第1話

【貴方は恵まれ過ぎています】


「??」


【なので、貴方に呪いを授けましょう】


「えっ、どう言うこと?」


【それは貴方がうざいからです】


「ぇぇー」


ーーーーーーー


パッと目が覚める。


なんか変な夢だったなぁ。


それより、今日は妹達が起こしに来てくれなかったのか、珍しい。


つか待て、それって




俺は妹の部屋に行く


「起きて、春!!起きて!!」


部屋が開かない


まずいこのままだと遅刻だ。


バンっと音が鳴る。


「うるさい、死ね!!」


「えっ」


そして、バンっと扉が閉まった音がする。


どう言うことだ??妹は今まであんなこと俺に一度も言ったことが無いぞ。

妹いつも俺に楽しそうに話しかけてくる。むしろ話さないと寂しくて拗ねる可愛い妹だった筈・・・


ってそうだよ。妹が起きてるのは良かった次は義妹だ。


「おはよう、夏!!」


「・・・」

返事がない、どうしたんだろう


「おはよう、夏」


「キモいからこないで」


「えっまた」


しばらく言われたことないぞ。


「お兄ちゃん、そんなこと言われたら寂しいな」


「キモい」


マジか、女の子の思春期ってこんなんなのかな??


確かに義妹は最初は俺のこと嫌ってるけど、最近は全く言わなくなった筈、なぜ?



まぁ、とりあえず仕方ない。めっちゃ落ち込んでるけど、仕方ない。


「おはよう、お義母さん」


「なんで、最初に見るのはアンタなのよ」


「えっどうしたの?お義母さん」


「はい、これ」


そして、100円が渡される。


「いやいや、これをどうしろと?」


「今日の一日の食事代」


「朝食分ですらなかった」


「とりあえず、ほらさっさと行きなさい。アンタの顔なんて見たくない」


「そんなぁ」



そして、俺はさっさと家から出た。



俺は気付いた、これはドッキリだと。誕生日も近い訳じゃないし、何か特別な日や、出来事があった訳じゃ無いけど、これはなんかのドッキリだ。そうに違いない。だって昨日までは普通だったし、



そう、この時の俺はそう思っていた。


【はぁー、最高ね。これから楽しくなりそう】


ーーーーー

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