出会い

勝利だギューちゃん

第1話

「遅刻、遅刻」

「紅茶くらい飲んでいきなさい」

「間に合わないよ」


私は、山上真奈

鼻も恥じらう(死語)女子高生

それも、今日から!


青春を謳歌するぞ


でも、新学期早々遅刻しそうだ。

あの角を曲がればすぐだ


私の学校は私学なので、小学生から高校まではエスカレーター式。

なので、受験勉強はしていない。

顔ぶれも同じ。

味気ない。


「待てよ」

ふと思う。

王道の少女漫画だと、曲がり角を曲がったところで、男子とぶつかる。

その男子は転校生で、最初は仲が悪いが後から恋人になる。


なんて展開もあるが・・・

試してみようかな?


せーの


やはり、漫画通りにはいかないね。

学校までは一直線。


さてと、遅刻しないようにしないと・・・

さあ、走るわよ。


たたたたた


滑り込みセーフ。

遅刻は免れた。


ふぅ、さてと高校生活がんばるぞ。


えっ、出会いがないって?

出会いならあったわよ。


今、これを読んでくれているあなた。

今、あなたがこれを読んでくれいるのも、ある意味奇跡的な出会い。


これから、よろしくね。

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出会い 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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