Reality barrage Gamers外伝〜Sky Scramble〜
Diamond
SS001 サイドプロローグ
※この作品は「Reality barrage Gamers」の外伝です。先に本作を読んでいただけるとさらに楽しめるかと思います。一応、本作を読んでいなくとも読めるように書いていきますのでご安心ください。
本作第5章後のサイドストーリーです
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「ではそうですね。こういう切り口から参りましょう!むかーしむかしあるところに」
「アキ。半年。くらいしか経ってない」
「雰囲気大事なのです実況たるものこうでなくては!」
「…好きにして」
これは「Reality barrage Gamers」と呼ばれ、今も尚人気のゲーム。通称「RBG」の昔の話。
私たち二人がまだ無名であり「RBG」自体もそこまで大きなコンテンツではなかった時代。
と言ってもヒカリの言う通り半年ほど前。今思えばもうはるか昔のように感じるそんな時代に起きたとあるイベントが私。秋田
今のRBGとは違い。水中にプレイヤーが進出することも。〔気力〕〔霊力〕〔電力〕〔妖力〕〔魅力〕といった原型も認識されていなかった時代。NPC(来訪者)なんてものもなく、ただ目的もなかったゲームに「0」を刻んだプロローグ。
イベント「スカイ スクランブル」
そのイベントまではごく一般的なプレイヤーだった私たち。
今はまだ、今後自分たちが「半公式プレイヤー」などになることも、いずれさらに目立つ「リリース」なるギルドに加入するこも知らない。
2人は今日も無邪気にゲームを楽しむプレイヤー。
それぞれの「プレイヤー」はそのイベント会場となる浮島に飛び込んでいく。
遠い空の上に浮かぶ隠されしモノの住処へと。それは
それを知らぬ無知なプレイヤー達は
私達も。
ソロの白雪姫も。
無差別なストーカーも。
二人の革命者も。
無名のエンジニアも。
アインズも。
さぁ、始めよう。これは過去の物語。2人の歩んだRBGのプロローグ。
*
「ヒカリー?イベント。とりあえずもう始まるけど…。相変わらず眠そうだね?」
「…ん」
そう言いながら目元を擦り、ゆら〜っと今にも崩れ落ちそうなヒカリは私の方を見ながら静かに
今日はイベント「スカイスクランブル」当日。午前9時から始まるそのイベントは初の協力型イベントということでゲーム内で盛り上がりを見せていた。
「アキ…」
「始まったね」
時刻はちょうど九時を指し、同時に私たちの足元に浮かぶ魔法陣。その魔法陣は私たち以外にもRBGをプレイする
あるものは新たな地に目を輝かせるもの。
あるものはまだ見ぬ力を求めたもの。
あるものは不敵な笑みで挑むもの。
「「おおぉぉ!」」
そして景色が一変し、私たちの視界に移る空に浮かぶ大小の島々が、色とりどりの風景を生み、幻想的にこのイベントの始まりを告げたのだった。
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イベントクエスト:空中都市の構築
クリア条件:空中都市を作り上げる
参加者:任意
報酬:空中都市の出現と永続的な都市獲得
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第6章 FCTC
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第5.5章 Prologue of their walk together
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