第5話

青峰

(あの頃の神平中学校はひどかった…)



(部員の扱いの格差がひどくて…)



(才能があると認められた者は最高の待遇を受けられて)



(部が才能が無いと判断された者は…ぞんざいな扱いを受けられた)



(そしてそれは部長の田畑が実行させてたと錯覚させられていたが実際は)



(その田畑の横にいた副部長の蜂峰が主導権を握っていた…)




(あの女は最悪だ…)




(自分は何の手も汚さずに罰も受けずに…)




(ただただ待遇の良い褒美だけをもらう)




(甘い蜜をすするだけの…ただの汚れた糞蜂「くそばち」だ…)


くそっ!


(小坂さんにはああ言われたけど)



…やっぱり、演劇なんて…無理だったんだ。


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