第5話 出国手続きと帝国の現状


 次の日の昼前頃、オレオルは街の西門にいた。


 かさばる荷物は全てロウルから受け継いだ高性能マジックバックに入れてある。

 その為、これから国を出て旅に出る者にしては身軽な部類に入るだろう。

 このリュックは【時間停止】【異次元空間】【使用者登録】の機能がついたマジックバック。時間が経って食べ物が腐ったり、容量オーバーでものが溢れたり、盗まれて荷物を全て失う事が無い最高のバックだ。

 そんなリュックの問題点をひとつあげるとするなら可愛らしすぎるデザインだろうか。


 なぜかオレオルが受け取ってすぐ近所の店にあった安物の子ども用リュックそっくりに姿を変えた上に、見た目の変更が出来なかった。


 正直、可愛らしすぎる今のデザインは好みでは無いし、変えられるなら今すぐにでも替えたいが、容量と機能がピカイチなせいで旅をするならばと使わざるを得なかったのだ。


 戦争の噂のせいか西側街門には出国審査のための長蛇の列が出来ており、最後尾に並んだら最低でも3~4時間はかかりそうだった。

 並んでいる人達の服装や装備品的にそのほとんどが戦争が始まりそうな気配を察知した冒険者達の様だ。

 オレオルと同じくいち早く国を出ようとしているのだろう。

 事前審査通過の書類を持っていたオレオルはガル爺に言われていた通りに列の整理をしている兵士の1人に話しかけようと近づく。


 実はオレオルは兵士とトラブル事が1番多く、ロウルから街の兵士に話しかける時は気をつけろと口酸っぱく言われていた。

 なので、近場にいる兵士の内、1番真面目で人の良さそうに人をしっかりと選んだ。


 そして来る途中頭の中でシミレーションしていた言葉でその強面の兵士に話しかけようと口を開きかけた瞬間。


「なんだ坊主? お前も出国するのか? もしそうならちゃんと列に並べよ」


 書類の事を伝える前に兵士にそう言われてしまったため、準備していた言葉が言えなくなってしまい、とっさに言葉が出てこなくなってしまった。


「いや、あの、その」


 しかもこの兵士、人は良さそうだけどめちゃくちゃいかつい顔をしている。

 オレオルは今までにこれほど顔の怖い兵士と話した事がなかった。


 感じる感情の善し悪しだけで選ぶとこうなるのか…次回があれば感覚だけじゃなくて外見も考慮に入れよう。

 これまでどうしても兵士と話さないといけない時はじいちゃんが代わりに要件を聞いて話してくれていた。でももうじいちゃんはいないのだ。

 1人でもやっていけるようにしっかりしないといけない。


「なんだ違うのか? どうした坊主、迷子か?」


 あまりにも何も話さないので、見た目から親とはぐれた迷子の子どもと間違われてしまった。


「あ、いえ、違います…えっと、これある時はどうすればいいですか?」


 オレオルは[出国審査事前通過証明書]を出した。

 すると辺りがざわつく。

 だが、オレオルはなぜここまでざわついたのかわからなかったので、それにびっくりして固まってしまう。


 役人とのやり取りやお役所手続きなどの事を兵士とトラブルのが怖いあまりにロウルに丸投げしていたつけを強制的に払わされている気分だった。


「っ、坊主! それ!」


 オレオルは自覚が足りなかった。

[出国審査事前通過証明書]は、それを持ってるだけでやりようによっては審査を受けていない者が帝国を出れてしまう書類。


 そのために持っているだけで良くない事を考えている者に狙われてしまう代物だった。


 周囲の反応でようやくそれを知ったオレオルはこれがどういうものかを何となく悟り慌てて仕舞った。


「あ………す、すまなかった」


 兵士はそう言って謝ると決まりが悪そうな表情で「ついてこい」とだけ言って案内してくれた。


「…本来ここにいる列整理の兵士に話しかけるやつはソレ持ってるかを最初に聞くのが普通なんだ…それなのに俺が対応を間違えたせいで坊主が持ってると知られてしまった…」


 謝っているのか独り言なのか、どっちかわからないが、どっちにしても大きすぎる声でそう言う兵士にオレオルは『せっかく俺が書類を慌ててしまっても大勢の人がいるこの場で兵士がそんな事を言ってたらさっき見てなかった人にまでバレるじゃん』と思った。


 そして少しモヤッともしたが下手につつくよりもさっさとこの街を出る方が賢明だと思ったので指摘はしなかった。


 そういえばじいちゃんがこの国の兵士の質が年々落ちてきてるって言ってたっけ…。


「ケビン素通りだ、手続き頼む」


「え、この子がですか?」


「さっき俺のミスで書類を出させてしまったから出来れば信用できそうな冒険者パーティに話を通して貰えると助かる」


「は、はい、それはいいんですけど…君、その…言いにくいんだけどその書類で手続きできるのは成人した大人だけなんだよ? だから親御さんか、一緒に国を出る大人の人と一緒にもう一度来てくれるかな?」


 見るからにオレオルの事を小さな子どもだと思っている目と口調で、悪いことをしている子どもを諭す様に言うケビンと呼ばれた兵士。


「いえ俺成人してます、2年前に」


「は? いや、君? 嘘はいけな──」


 さらにオレオルを叱りつけようとしてきそうだった兵士にオレオルはまたかと自分の小さい体に辟易とした。


 そして今までの経験から、口で説明するより証拠を見せた方が早いというのもわかっていた。

 そのため、オレオルはこの街の教会の成人鑑定証明書と、母親からオレオルを取り上げた医師の名前と印がある出生記録書を見せた。


 なぜそんなものがすぐに出せるのかというと、前に1度揉めてから常に持ち歩く様にしているからだ。

 教会の成人鑑定証明書には、成人時に有料で教会の魔道具を使って撮ってもらった顔写真が。そして、出生記録書には魔力が記載されているのでこれで間違えようが無くなる。


「これ見てください」


「嘘だろ…偽造、でもないな…医師の名前がローガンの爺さん!?」


 オレオルは前に揉めた時に知ったのだが、ローガンとは兵士達だけでなくこの街に住む貴族などを診ることもあるという、ここらでは凄腕で有名な医者らしい。


 オレオルもロウルと何度かあった事がある。


「大丈夫だってわかってくれました?」


「あ、ああ、すまなかった…失礼な態度をとってしまった」


「いえ、間違われるのは慣れてるので気にしてないです」


 それよりもあなた達兵士の緩みきったその態度の方が気になります…とそう思いつつも表情だけはにこやかに見えるように笑顔を作った。


「そうか…いやまあそうだよな…その書類わざわざ申請しないと作れないし貰えないやつだもんな」


「それでもやっぱり今の態度はダメなやつだった!」


 そう言って再び謝ってくる兵士を見てオレオルは最初に持った印象よりかはまともな人なのかもしれないと思った。


 元は真面目ないい人だったけど、周囲に染まってしまった…みたいな?

 なんかそんな感じの感情を感じる。

 上がダメだと下がダメになるのも早い。じいちゃんが見回り中の兵士を見てよく悲しそうに言ってた事だ。


 まあ出国手続きする人の多さに疲れてたから態度がおざなりになりつつあったっていうのもありそうだけど…どっちにしろ門を守る兵士がそれじゃあダメだよな。


「一悶着あったがもう大丈夫そうだな、俺は列整理に戻る」


「あ、先輩! 長く時間を取らせてしまいすみませんでした! この方の案内はケビンが引き継ぎます!」


「頼んだ」


「はい!」


 去っていく兵士を手続きをする兵士が敬礼して見送る。


「待たせてすまない、奥の部屋で手続きをしよう」


「はい、よろしくお願いします」


 そう言って通された部屋は小さいが結構整っていて貴族なんかが利用しても大丈夫なほどに豪華な作りになっていた。


「ここに座って出国審査事前通過証明書を出してもらえるか?」


 オレオルは指示されたソファに座ると、正面のテーブルの上に[出国審査事前通過証明書]を出した。


「え、ガルガイアの名前がある…許可した者の欄にこの街の領主様のお名前まで!? 君何者…」


「ガル爺はじいちゃんの友人だってじいちゃんが言ってました」


「あの豪商ガルガイアをガル爺呼びの上に…その友人がお爺さん…? ま、まさか君ってあのロウルさんのお孫さんだったりする?」


「血は繋がってないけどロウルは俺の育て親でした」


「そうか…ロウルさんが亡くなった件の経緯は聞いてるよ…お悔やみ申し上げます」


 その兵士は先輩からじいちゃんのいた冒険者パーティの事をよく聞かされていたらしく、尊敬していたので今回の事件もその先輩から聞かされて憤りを感じていたという。


 いやいや、一般兵が事件の経緯もう知ってるって情報回るのはやすぎないか!? 管理どうなってんだよ!!


「……ありがとうございます」


「なんか、質問事項聞くまでもない気がするけど…規則になってるから一応聞くな? この国を出る理由は?」


「じいちゃんが亡くなったので身寄りもないですし…じいちゃんとの最後の約束通り旅に出て世界中を見て回ろうかと」


「英雄とその孫の最後の約束…」


 そういうの弱いんだよ、と言って兵士は目頭を抑えた。


「出国の理由は"祖父が亡くなったから移住する為"にしとくな! 旅って書くと今お偉いさんがいろいろうるさいんだ」


「わかりました」


「移住って事にするから戻る予定があるかって次の質問には無しって書くけどいいか?」


「はい、問題ないです」


 オレオルの聞き取りをするこの兵士も、国が戦争を始めそうな気配があるから国出するのだとわかっているみたいだった。


 まあ、今出国審査に長蛇の列ができてるのってそのせいだろうしね。


「次は…同行者がいるかどうかだな、いないって事で合ってるか?」


「はい、俺1人です」


「向かう先は?」


「じいちゃんが言うには、グランミリア王国のティミラの街の冒険者ギルドにグランと言う人がいるらしいので、とりあえずはその人を訪ねて見ようかと思ってます」


「グラン…それって剣聖グランか?ギルドマスターの」


「ギルドマスターなんですか? 」


「知らないのか!?…大丈夫か? そんな状態だとたとえ知り合いでも君ひとりで行くと受付で門前払いされるぞ」


「いえ、じいちゃんから手紙を預かってるので」


 使えるかはわからないと本人も言うくらいの手紙だけど、そこまでここで言う必要はないよね。

 いざとなったらヒルダ婆ちゃんに手紙書いてもらおう。

 なんかそっちの方が早い気がする。


「そうか、それなら大丈夫だな! じゃあ、行先の欄にはグランミリア王国のティミラって書いとくな! グランミリア王国ならそのまま書いても大丈夫だろう」


「書いちゃダメな国があるんですか?」


 兵士がそういうのでオレオルはこれから先旅でその国方面に行くのはやめようと思い聞いた。


「東のアルゴア王国とかだな、うちが戦争しようとしてる国がそこなんだ…北のグランミリア王国は方角も違うし問題ないだろう 」


「なるほど、じゃあそっちには行かないようにします」


「それがいい、次は…これまでに出国した事はあるか?」


「ないです」


「無しっと、最後に職業だな」


「職業…じいちゃん生きてた時はじいちゃんの素材屋の採取係やってました」


「うーん…それじゃあここには書けないな…何かできる事とかないか? ロウルさんのところで店手伝ってたならたぶん他にできる事あるよな」


 兵士に『お願いだから何かあってくれ』という目で訴えかけられた。


「で、できる事…取ってきた薬草から薬を作ったり、宝石を研磨したり、魔獣の素材を加工できるようにしたり…?」


「い、いろいろあるな…さすがロウルさんの孫…今度はありすぎて困るな、どれがいいか…薬師は資格ないと書けないしな…素材加工職人…とかか?」


「あの…薬師の資格なら持ってます」


「っ! それは本当か!? 今証明書出せるか?」


「はい…あります、これ」


 オレオルはそう言うと薬師証を出した。


 薬師の資格を正式に取得したのは数年前。

 ロウルが体調を崩し出した頃、緊急時に自分で薬を作ってあげられるようになりたくて資格をとったのだ。


「試験官名がドロシー婆さんじゃないか…これこの国どころか大陸中で通用するぞ…うん、当たり前だけどばっちり本物だ…少し写しを取らせてもらうけどいいか」


「はい、大丈夫です」


 オレオルは兵士が驚いているのを見て、あのスパルタ婆ちゃんってそこまでの有名人だったのかと密かにびっくりしていた。


 実は薬師ドロシー・ストークスの薬師試験は超難関だと有名で、試験官名の欄がドロシー・ストークスと書いてある薬師証を持っている者は本当に少ない。


 だが、当の本人であるオレオルはドロシーの認知度を知らなかった。

 その理由のひとつがロウルの説明不足にある事は話したと思うが実は他にも理由はある。

 ドロシーが薬師ギルドの中でも一番偉い存在で、その権力で本来薬師ギルドの建物内で受けるはずのオレオルの試験をロウルの家で行っていたからだ。

 他の薬師はおろかロウルとオレオル以外の人間と話している所を見た事がないのだ。


「薬師証返すな…それとあの薬師ドロシーから認められた薬師なら次から職業聞かれた時は薬師って堂々と言っておけ、他の薬師が可哀想だから」


 呆れ顔でそう言って薬師証を返してきた兵士が「英雄の孫はやっぱり英雄の孫だった…」とつぶやいた。


「え、あ、はい」


 なんかあの婆ちゃんすごい人だったんだなぁ。じいちゃんも教えてくれれば良かったのに…なんで黙ってたんだろう。

 じいちゃんの性格的に自慢してもおかしくないのに…


 オレオルも馬鹿では無いので、ロウルが若い頃すごい冒険者だったという事は周りの大人からの態度で何となく悟っていた。

 だが、兵士の話から自分が思っている以上にすごい人だったんだと今更ながらに知って、驚きもあるがそれよりも戸惑いが大きかった。


 オレオルがロウルから紹介されて過去にお世話になった自分のお師匠ズ。その全員がこの国どころか大陸中で超がつくほどの有名人。その上それぞれの国では英雄とも言われているほどすごい人達だった事を今知ったのだ。戸惑うのも無理なかった。


「よし、これで書類の発行手続きは終わりだ! これが写しで、こっちは門で兵士に渡してくれな!」


「わかりました」


 控えで渡された方の書類を大事な物用マジックバックの中の木箱の中に丁寧にしまった。

 そしてそのまま門で渡す方の書類を手に持つと、手続きをしてくれた兵士に案内されて門に向かったのだった。



 *



「ロウ先輩、出国手続き完了者です! よろしくお願いします!」


 このタリア街の西側門の外門まで着くと兵士が門にいる兵士にそう話しかけた。


「書類をよこせ」


「はい、これで全部です」


「出国手続き完了書と出国審査事前通過証明書と…む? まだあるのか…ああ、薬師なのか…ってドロシー婆さん…今回の手続き者はすごいんだな……で、保護者はどこだ?」


 外門にいたこのロウと呼ばれた兵士もオレオルを子どもと勘違いしそう聞いてくる。

 オレオルは無言で成人鑑定証明書と出生記録書を出して見せた。


「ん?………え…嘘だろ…あ、いや、すまない」


「いえ、慣れてるので大丈夫です」


「そうか、そうだよな…すぐにそれが2枚出てくるんだもんな…その様子だとケビンの時もそうだったのか?」


「そうです先輩…も1個言うと書類の証明者の欄なんかを見直す事推奨です」


 手続きをしてくれた兵士にそう言われた西側外門の兵士。書類達を改めて見直すと驚いてオレオルを見た。


「ローガン医師に…豪商ガルガイア…領主様に、ヒルダ様のお名前まで…」


「これから向かう先は剣聖グランの元らしいですよ、先輩」


「な、まさか」


 西側外門兵士の男がこちらに向き直ると先程渡した2枚の書類を丁寧な手つきで返してきた。

 そしてなぜか門併設の建物の奥にそのまま消えた。

 オレオルが一体なんなんだろうと思っていると、兵士は数秒で戻ってきた。そして…


「サインください!!」


「は?」


 オレオルは予想してなかったその言葉にびっくりして変な声が出た。


「坊主あのロウルさんの孫だろ! 絶対これから有名になるだろうから今の内にサイン貰っておきたいんだ! ください! 」


 そう言ってオレオルに頭を下げてくる兵士の後ろからもう1人別の兵士が近づいてた。


 この中で1番最年長だろうと思われるその兵士は、ロウと呼ばれたサインくれくれ兵士の大声でこちらに気づいて猛スピードでやってきていたのだった。

 そして持っている鞘に収まったままの剣でサインくれくれ兵士の頭をゴチンッとどついた。


「またお前は!? それにケビン、お前もだ!! またロウを煽ったな!? やめろと毎回言っとるだろうが!!」


「だ、団長…すんません」


「すみません…」


「全く…それと坊主、お前さんさっき内門の出国審査列整理してた兵士覚えてるか?」


「え、あ、はい」


 あの強面の兵士だよな。


「そいつから冒険者をつけてやってくれって言われてるんだがいいか?」


 えぇ…うーん…

 まあ…じいちゃんから多少話を聞けているとはいえ、旅の経験は無い。

 …どういう経緯で俺に冒険者パーティをつけることになったのかは知らないけど、いろいろ学ばせて貰えるだろう。

 問題無さそうなら国を出て最初の街に行くまでは同行してもらおうかな。


「……会って見てみて…大丈夫そうなら」


 無いとは思うけど、紹介された冒険者パーティが変なやつらだった時は断って全力で逃げよう。


「そうか…本来ならこんな事頼むことは無いんだが、坊主の見た目がなぁ…どう見ても10歳の子どもな上に身なりもいいし、可愛い顔もしてるから襲われ放題になりそうだと思ったらしい。俺も実際会ってみて心配になったから、隣国の最初の街につくまではせめて一緒に行ってくれ」


「…わかりました」


 はぁ、大きくなりたい。


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 お読み下さりありがとうございます!


 諸事情あって、オレオルはロウルから山ほど隠し事をされて育っており、一部分に関してかなりの世間知らずです。


 それもこれもタイムスリップが関係してるのですが、ネタばらしが思ってた以上にしばらく先になりそうなので、ここで読んでる方にはバラしておきますね。


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