第12話

過去編


俺は中学から既にVRゲームばっかりやって居たせいで、友達と遊んだりすることをとっくにしなくなって居た。


同じことばっかりするので、流行の話とか特に分からなくて、会話もついていけないことが大半だった。


でも、その日俺は自分のグッズ好きなグッズを壊されてた。


悔しかった、悲しかった。これはお母さんが買ってくれた。

欲しいって言って買ってくれた。あいつらは俺をキモいって言うけど、しっかり親に大切にされてるし、親に買ってもらえるように愛されてる。だからそれを否定されたようで悔しかった。


けど何も言い返せなかった。




だから、あの時あの子をVRゲームで見た時ほっとけなかったし、現実では全然出来ないくせに、復讐しようって言えたんだと思う。


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