第3話
「はーさん」
時間になっても、来ない。
そして、今日は来ることがなかった。
もしかして、俺達このまま離婚になるのかな
二人がある期間同時にログインしていないと、離婚になるようなっている。
そんなの、嫌だな。
同時に、春さんにされたことも思い出す。
ジュースを買わされて、ぶっかけられて、物は無くさせられて、悪口は散々言われて、
それでも、俺ははーさんの関係を
いや、はーさんは彼氏がいる。きっとこのまま終わりの方がいいだろう。
もしかしたら、明日から虐めは悪化するかも知れない。ここでのことを言わせないように
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春視点
なんで、何でなの?何で私は今になって気付くの、
なんで私は優くんを虐めてしまったの、なんで、あんなにゆーくんと虐めはしないって約束したのに
何で私はリアルだといつもこうなっちゃうの?
だから、あの子達も私を・・・
もう時間だ。
でもログイン出来ない。するのが怖い。もし居なかったから、その現実を知るのが怖い。
「ごめんね、ゆーくん」
そして、春は結局ログインすることが出来なかった。
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