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  • あとがきへの応援コメント

    かっこいい~!
    まさにこれ! と言わんばかりの剣戟シーン!
    スーツ姿に刀というのは、昨今アニメとか漫画でよく見る出で立ちなのですが、どうにもしっくり来ないことが多いです。
    スーツ姿のサラリーマンが傘を持って立っている、そこに無理やり傘を刀に変えて持たせたような……。
    もちろん、かっこよく描きたいので、重心が崩れるというのはわかるのですけど、なんだかなあという感じで……。
    そこへ行くとkouさんの作品は、袴姿の剣豪がスーツに着替えた感じで、とてもしっくり来ます。
    「刀を迎えに行く」なんて描写、なかなか出会えません。
    美しい動作には、ちゃんとした理由があるというのを再度確認させられました。

    作者からの返信

     剣戟を楽しんで頂けて、嬉しいです。
     袴姿の剣豪がスーツに着替えた感じ……。という表現は、私も思ったことの無い感じであり感覚です。
     私に時代考証ができるだけの知識があれば、戦国や幕末を舞台にできたのでしょうが、私は現代という最もイメージしやすい世界で剣士を扱ってみたのが、現代に生きる剣士です。
     彫刻家ミケランジェロは自分の着想に従って大理石を切り出して彫刻を作るのではなく、それぞれの大理石が持っている『形』を見出し、切り出しているだけだと語った。
     少年・隼人の剣術は、人が刀を使うのではなく、刀の斬りたいように人が合わせる。
     という理論でいるので、「刀を迎えに行く」という表現になりました。
     これを美しい動作と言って下さり、嬉しい。
     また、ご感想を頂くだけでなく、レビューまで書いて頂き、重ね重ね嬉しいですよ。
     レビューのご返信は、近況のノートで書かせて頂きますね。
     ご感想、ありがとうございます。