第8話ガチャタイムと異変
一度家に戻り一息つく。今のレベルは……18か。結構上がってた。目標は1日20レベルなので順調だ。とりあえず10連引いちゃうか。
「ストライ○ショット-!」
――10連+1ガチャ――
N【道具】木の扉
N【道具】絨毯
R 【装備】回避スカーフ
N【装備】帽子
SR【スキル】火属性魔法・中級
N【道具】ランタン
R 【スキル】土属性魔法・初級
R 【道具】転移の指輪
N【道具】土嚢
SR 【装備】軟鉄のレイピア
SSRはないか……。まぁそんなにいっぱいSSRがでても、有り難みが失われるだろう。次ももう少しで引けるし次に期待だ。
SSRがないからといって使えるものがないわけでもない。家具系も結構でてて嬉しい。特に扉は本当に有難い。扉は土属性魔法だけでは作りきれなかったから、部屋を分けたといってもちょっと落ち着かなかったんだ。
火属性魔法や装備も嬉しい。今まではずっと補正のない日本の服を着ていたのでちょいと危なさも残っていたからな。
魔法やレイピアについては後から確認するとして、気になるアイテムが1つある。
――鑑定――
【名前】転移の指輪
1度のみ使用可能。自分が見えている範囲に瞬間的に移動することができる。
これは使える。危なくても1度回避できるのは大きい。これがあればリスクのある戦闘もできるようになるはずだ。いつでも使用できるように指輪をつけておく。
扉を設置して、絨毯を敷き、先程でた装備を身に付け再度外にでる。レベルが11になったらもう一回ガチャを引こう。
先程闘った地点の近くに戻ってきて敵を探していると違和感を感じる。
「おかしいな…………」
……先程倒した敵の死体がないのだ。モンスターの死体は見てきた感じだが、死体を放置すると分解に丸1日くらいかかるのだ。
詳しい時間がわからないとはいえ多く見積もっても戦いが終わってから2時間も経っていないだろう。
警戒はしておかないとな……。念のため気を引き締める。早速獲物がいた。
――鑑定――
【種族】ポイズンスネイク
【レベル】15
【固有スキル】ポイズンバイト
大物だ。たぶんだがあの時のブラッドスライムより強いだろう。
気付かれるまえにこちらから仕掛ける。初手は技の確認も兼ねて移動しつつ魔法を発動する。
ファイアボール……。
こちらの動きに気付きファイアボールは避けられてしまう。しかし、避けて一安心したのか動きが若干止まったのを見逃さない。
そこだ! レイピアで何度か突きバックステップで距離をとる。相手は相当苦しんでいるがまだ死にきってない。急所がわかりづらいのでレイピアはこういったモンスターとは相性がちょっと悪いな。
相当痛みがあるのか動きが一層激しくなっていく。悪あがきなのかこちらに向かって噛みつこうと一直線に跳んでくる。
いくらピンチに陥ろうと真正面からの攻撃は悪手だ。焦ることなく脳天にレイピアを突く。
戦闘終了だ。
思ったよりも簡単だったな。ブラッドスライムよりはたぶん強かったし、動きも速かっただろう。なのに危なげなく倒しきることができた。
反省点がないわけでもない。まず1つめは剣だ。日本で剣なんか扱う事はなかったので、身体能力が上がろうと技術は素人だ。レイピアでの戦いかたも合っているのかわからない。
次に魔法だ。発動までの時間や魔法が飛んでいく速度、精度など気になる点が結構ある。少し時間をとって練習もしていかないとな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます