第34話 二人目のフレンド • レベルアップ!


——————————————————————

クエスト名 一緒に遊ぼう!


ポイント 1pt

ゴールド 300G

ボーナス 200G


クリア

———————————————————————


————————————————————

名前 シド  Lv 5

人種 人間

職業 テイマー Rank 2

ポイント : 13pt


HP : 25(Max 30) MP : 10(Max 10)

攻撃力 : 13 (+3) 防御力 : 10 敏捷力 : 7

知力 : 8 器用さ : 5 ラック : 10

残りステータスポイント 0


スキル

テイムLv2  以心伝心Lv2 撫でるLv3

小剣術Lv3 鑑定Lv1


装備

・小剣 ランクE(攻撃力 +3)


称号

お手伝いの開拓者

レアモンスターのファインダー


テイムモンスター

・モイカ(モルモート)

・ ハク(シロノバード)

・リア(リオン)


所持金 3050G

————————————————————


「これでクエスト達成です。ボーナスとして、少し報酬を増やしておきましたので、確認をしておいてください」


「…え?!…いいんですか?」


50メートル走が終わって、俺たちは広場を出ると、クエストを達成するために、受付まできていた。

いつも通り、ミナさんにクエストをクリアにしてもらったのだけれど…、まさかのボーナスをくれるらしい。


「はい。最後の競争もそうなんですが、モイカさん達が遊んでいる姿など…大変いいものを見せてもらいましたから。こちらからの気持ちとして受け取ってください」


「そ、そういうことですか…!分かりました。ありがとうございます!」


「ぷいぷい!」


「ピィー!」


「カウっ!」


「うふふっ。また受けてくださいね」


「はい!」


そう言って、微笑むミナさん。

ほんとミナさんって、優しい顔をするよな…。

特にモイカたちを見ている時とかは、本当に強く感じる。


「じゃあ…俺たちはもうそろそろ行きますね」


今日はまだまだやることがあるからな…。

西の荒野に南の森、最後には東の湿地。

クエスト達成のためにも、頑張らないと。


「あっ!シドさん、少しだけ…お時間いいですか?」


「えっ、大丈夫ですけど」


ミナさんが声をあげて、俺のことを止める。

ミナさんが俺を引き止めるなんて…、何かあったのか?

少し心配だ…。


「少し待ってくださいね……。これをこうしてー…。はい、これを受け取ってください」


『NPCミナから、フレンド申請が来ました』

『許可しますか? はい いいえ』


「……え?!いいんですか?!」


「はい。シドさんにはお世話になってますから。これからもよろしくお願いしますね」


お、おおお……!

まさか、ミナさんともフレンドになれるとは…!

いまだに、普通のフレンドは0、NPCのフレンドが一人(シールさん)だけと考えると、本当に嬉しい。


……NPC以外のフレンドいまだに0人なんだな…。

少し前に、ピコとは関わることができたけど、他のプレイヤーと関わることなんて、ほぼなかったからな…。ちゃんと、関わっていくようにしないと。


まあ、今はミナさんとフレンドになれたことを喜ぼう…!


俺はすぐに、はいの方を選択する。


『NPCミナとフレンドになりました。確認は、フレンドのNPC欄をご覧ください』


よし!これでミナさんとフレンドになれたぞ!


「ありがとうございます!嬉しいです」


「うふふっ。もしかしたら、何かお願いすることもあるかもしれないので、その時もよろしくお願いしますね」


「任せてください!」


「ぷい!」


「ピィー!」


「カウっ!」


うんうん、モイカたちもやる気まんまんだ。


「ありがとうございます!…ごめんなさいね、引き止めちゃって」


「いえ、大丈夫です。それじゃ…俺たちは行きますね」


「わかりました。頑張ってくださいね!」


「はい!」


こうして俺たちは、次なる場所……西の荒野に向かって歩き出した。


西の荒野でやらなくてはいけないのは、チューチューでのレベルアップ、サンドンとスコーピー、鎧の騎士のクエスト、そして……俺個人の望みとしては、テイムしてもよさそうなモンスターを探すこと。

クエストのモンスターをテイムしてもいいのだけれど…、それはモンスターを見てから決めようかな。


よし…頑張るぞ…!!








の、前に

アイテム屋に寄っておこうかな。

回復用のポーションもそうだけど、MP用のポーションみたいなものがあったら買っておきたいな。

三つのクエストだけではなく、チューチューの相手もするのだから、もしかしたらMPがなくなってしまうことだってあるかもしれない。




♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


•西の荒野•




………



「ヂュー!」


「リア!一旦レベルアップはここまでにするから、そいつを倒しちゃってくれ!」


「カウっ!」


俺がリアに指示をすると、リアがすぐに動き出して、最後の一匹に向かって走り出す。


「カウ…!」


「ヂュ…ヂュー…」


「ナイスだ!リア!」


リアが引っ掻きをして、最後のチューチューを倒す。


「ぷいぷい」


「ピィー」


「二人もお疲れ様。よく頑張ったな」


「ぷい!」


「ピィー!」


よしよし…。モイカ達が頑張ってくれたおかげで、結構多くのチューチューを倒すことができたけど…、レベルの方はどうだろうか。


『チューチューの群れを倒したことにより、レベルが2上がりました。ステータスポイントを10ポイント手に入れました』


『チューチューの群れを倒したことにより、テイムモンスター モイカのレベルが上がりました。ステータスポイントを5ポイント手に入れました』


『チューチューを倒したことにより、テイムモンスター ハクのレベルが2上がりました。ステータスポイントを10ポイント手に入れました』


『テイムモンスター ハクのレベルが5を超えたため、新スキル 光魔法 光壁 を覚えました』


『チューチューを倒したことにより、テイムモンスター ハクのレベルが2上がりました。ステータスポイントを10ポイント手に入れました』


『スキル 小剣術のレベルが上がりました』

『スキル 鑑定のレベルが上がりました』


「おー…!おおお!一気にレベルが上がったぞ…!」


どのぐらいの数を倒したかは正直わからないけど…20体いくかかいかないかぐらいは倒したはず。

ただ、やはり一体一体のレベルも低く、その分経験値も少なくはなっていそうだ。

それでも、俺とハク、リアに関してはレベルが2上がり、モイカも1つレベルが上がっている。

まあ、モイカは元々のレベルが7だったから、その分少し上がりにくくなっているんだろうけど、一つレベルが上がっただけでも大きい…!



「一旦、全員のステータスを確認しておくか」



昨日、今日と色々なことがあったから、一度ちゃんと確認をしておきたいしね。

それに、それぞれのスキルの成長具合も見て起きたい。


————————————————————

名前 シド  Lv 7

人種 人間

職業 テイマー Rank 2

ポイント : 13pt


HP : 25(Max 30) MP : 10(Max 10)

攻撃力 : 13 (+3) 防御力 : 10 敏捷力 : 7

知力 : 8 器用さ : 5 ラック : 10

残りステータスポイント 10


スキル

テイムLv2  以心伝心Lv2 撫でるLv3

小剣術Lv4 鑑定Lv2


装備

・小剣 ランクE(攻撃力 +3)


称号

お手伝いの開拓者

レアモンスターのファインダー


テイムモンスター

・モイカ(モルモート)

・ ハク(シロノバード)

・リア(リオン)


所持金 3050G

————————————————————


————————————————————

名前 モイカ  Lv 8

種族 モルモート


HP : 30 (max 30) MP : 10(max 10)

攻撃力 : 11 防御力 : 7 敏捷力 : 7

知力 : 5 器用さ : 4 ラック : 4

残りポイント 10


スキル

突進 Lv4 威嚇 Lv2 眠り回復 Lv2

嗅覚 Lv2

————————————————————


——————————————————————

名前 ハク  Lv 6

種族 シロノバード


HP : 17 (max17) MP : 15(max15)

攻撃力 : 4 防御力 : 5 敏捷力 : 5

知力 : 10 器用さ : 2 ラック : 2

残りポイント 10


スキル

突っつき Lv2 光魔法 (光弾)Lv3

キュア Lv2 光魔法(浄化)Lv1

光魔法(光壁)Lv1

——————————————————————



——————————————————————

名前 リア  Lv 7

種族 リオン


HP : 25(max25) MP : 8(max8)

攻撃力 : 7 防御力 : 3 敏捷力 : 11

知力 : 6 器用さ : 3 ラック : 3

残りポイント 10


スキル

噛みつき Lv2 瞬足 Lv2 思案 Lv2

引っ掻き Lv2


——————————————————————


「おー!モイカたちのスキルも結構レベルが上がってる!」


モイカに関しては、突進、眠り回復、嗅覚のレベルが上がっているな。

確かに、突進は戦闘の時に毎回使っていたし、嗅覚に関しても、スピドラビットの時と隠し扉を見つけた時で使っていたから、納得。

眠り回復はー、……夜寝てる時とかに使っているからか…?これはよくわからない。

でも、レベルが上がったのはいいことだ!


次にハクは、突っつき、キュア、光弾のレベルが一つ上がっている。

これは、正統なレベルアップだな。

どのスキルも、戦闘の時によく使っているから、レベルが上がっているのもわかる。


最後にリアは、全部のスキルのレベルが上がっているな。

リアも戦闘の時には、いろんなスキルを使っていたし、スピドラビットの時には瞬足を使ってもらったからな。

けど、全部のスキルがレベルアップしているとは思っていなかったから、嬉しい…!



こんな感じで、ステータス振りを除いて、一旦見て見たけど……こうして見てみると、結構強くなってるんじゃないか?

レベルは一つしか上がっていないけれど、それでも攻撃力だったり性能だったりはよくなっているはず。


「3人とも…強くなったなー!!」



俺はそう言って、近くにいる3人を撫でてやる。


「ぷいー♪」


「ピィー♪」


「カウ♪」


うんうん、こんな風に喜んでもらえると、やっぱり嬉しいな。


俺は、もっと優しくかつ丁寧に撫でてやる。



『スキル 撫でるのレベルが上がりました』



「おっ!撫でるのレベルも上がったぞ」



毎日と言っていいほど、モイカ達を撫でまくっているから、撫でるの方もどんどんとレベルが上がっていくな。

…正直、レベルが上がって性能がよくなったなーとはあまり感じないけど…、まあ、そのうち感じるようになるでしょう。

それに、次レベルが上がればレベル5になるし、何かしらあるかもしれないしね。


「よし、スキルとかも見終わったし…ステータスを振り分けますか!」


ステータスの振り分けはここから先本当に大切になってくると思うからな…、ちゃんと振り分けてあげないとな。




—————————————————————


今回は、短めかつ、ステータス確認回になってしまいました。

次かその次には、戦闘に入ると思います!


そして、星評価(レビュー)が750を突破しました!

本当にありがとうございます。

これからもがんばります。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

テイマーさん、従魔達とVR世界を歩き回って探索する @Isogun0307

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ