救世主

浜田まひる

第1話


 僕は老人の痛みの感じる部分に手をかざした。

老人は痛みがなくなり「ありがとう和人くん」とお礼を言った。

僕は生まれつき人の病気を治す能力がある。

だけど、それが終わるとズキンッと身体が痛くなる。

けれども、これが僕の使命だ。

例え死んだとしてもね。

この作業は、とても身体が疲れる。

僕を眠気が襲う。

多分僕は長生きは出来ないだろう。

でも、その日が来るまで僕は人助けをするのだろう。

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