僕の命

 僕はみてしまった。僕の家族である幼い女の子が事故に遭うところを。

 涙を流せないがとても悲しかった。


 その時光り輝く女性の声が響く。


「おめでとうございます。あの子は事故で命が危うい状況ですが貴方様の魂を引き換えに生き返られますよ」

「ぼ、僕の命の引き換えにあの子を助けてくれるのかい?」


「もちろん助けます。でも自分の魂をそう簡単にあげれませんよね」

「上げるよ!持っている魂!」

「これまた驚いた。勇敢な人がいる者だ。では早速貴方の魂を使って生き返られてあげますよ」


 すると病院のベッドで女の子は万死の中に一生を得り。女の子の家族は喜んだ。


「さて生き返らせましたよ。おや?なんで生きているんですか?」



「だって、僕。猫だもん」

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