3、chatGPTで小説校正 その3
別々の形で出力されると、ちょっと見づらいです。
出力形式も統一させましょう。
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Input:
あなたは優秀な校正作業員です。
今から小説を校正してもらいます。不必要な言い回しや重複した表現は修正してください。また、副詞もできるだけ削ってください。
出力は「修正する文」、「修正後の文」、「修正した理由」のみを以下のフォーマットで提示してください。「修正した理由」は簡潔にお願いします。
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修正する文:
修正後の文:
修正した理由:
以下、校正する小説です。
———————
(中略)
Output:
修正する文:
「やばい、やばい。
やばい、やばい、やばい、やばい!」
修正後の文:
「やばい、やばい!」
修正した理由:
重複する表現が多く、冗長と感じます。一部を削ることで緊迫感を維持しつつ文をすっきりさせています。
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修正する文:
「作家である私は基本的に無敵だ。執筆部屋に篭れば誰もミサイルを撃ってこないし、耳をイヤホンで塞いでSNSを閉じれば世間からの精神攻撃などおそるに足らない。」
修正後の文:
「私は作家で、基本的に無敵だ。執筆部屋にいれば、ミサイル攻撃もなく、イヤホンとSNSの閉鎖で精神攻撃も防げる。」
修正した理由:
表現が冗長でしたので、シンプルに改善しました。また、「執筆部屋に篭る」という表現は文の流れを停滞させてしまうため、「執筆部屋にいる」と言い換えました。
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いいのではないでしょうか。
ただ、気になるところもあります。
実際にGPT4で入力した人ならわかると思いますが、必ずしも同じ出力にはなりません。
例えば、今回の呪文を生成する途中で行った実験ですが、
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Input:
あなたは優秀な校正作業員です。
今から小説を校正してもらいます。冗長な表現や重複した表現は削ってください。副詞と指示語もできるだけ削ってください。また、文法的におかしい箇所があったら指摘してください。
出力は以下のフォーマットでお願いします。
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修正する文:
修正後の文:
修正した理由:
===========
修正する文:
修正後の文:
修正した理由:
===========
以下、校正する小説です。
———————
(中略)
Output:
===========
修正する文:
やばい、やばい。
やばい、やばい、やばい、やばい!
修正後の文:
やばい、やばい!
修正した理由:
「やばい」の表現が重複しているため、冗長さを減らすために削りました。
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修正する文:
「アビヴァンfcなおいhじゃおあcあ!」
着信音が鳴るだけで文字に表すことのできない言葉が出てしまう。緊急地震速報に似た不協和音の連続。この音で着信が来る人物は一人しかいない。
修正後の文:
「アビヴァンfcなおいhじゃおあcあ!」
緊急地震速報に似た不協和音の連続。この音で着信が来る人物は一人しかいない。
修正した理由:
「着信音が鳴るだけで文字に表すことのできない言葉が出てしまう」は、「緊急地震速報に似た不協和音の連続」という表現が同じことを伝えているため、重複表現となります。そのため、先述の部分を削りました。
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(中略)
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このような具合で、3段落目の明らかにおかしいだろう、という文章に赤が入っていません。以前も言ったとおり、chatGPTはランダムに文章を生成する装置ですので、正しい答えを毎回出すことは難しいのです。
やはり、小説の校正は自分でやるしかないのでしょうか。けれども、出力された内容の中には確かに修正できるな、と思える内容もありました。
プロの作家さんも編集さんから指摘されて文を修正するなんてのは日常茶飯事だそうです。そんな編集者さんみたいな存在としてchatGPTを使うことはできるかもしれません。
もちろん、僕より素晴らしい呪文を思いつく人はいるでしょう。しかし、今回は時間との制約もありますので、ここら辺で。もし、これでも行けるんじゃないかと思った人は気軽にコメントなどで教えてくれると嬉しいです。
それでは、最後にchatGPTに小説を校正してもらう呪文と使い方を紹介して終わろうと思います。
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