第18話 新入生代表挨拶の暗号(13)
「わかったって、本当!?」
「ええ」
真紀は『+』『-』の表を見て口角を上げる。
【真紀の表】
+1 b ー1 c
+2 ー2 f
+3 ー3 h
+4 ー4 k
+5 l ー5
+6 ー6
+7 n ー7 s
+8 r ー8 t
+9 ー9
+10
+11 y
+12
「もういいの? まだ埋まってないところあるけど」
「大丈夫。これだけあれば十分よ。見てて?」
真紀は、アルファベットをAから順に、音読み(アルファベット単体の発音 /a/ /b/ /k/ /d/)をしながら表に書き込んでいく。時々、母音を上に除けて書きながら、どういう基準なのか、その他のアルファベットを『+』『ー』に振り分けて、表はあっという間に完成した。
a , e , i, o, u
+1 b ー1 c
+2 d ー2 f
+3 g ー3 h
+4 j ー4 k
+5 l ー5 p
+6 m ー6 q
+7 n ー7 s
+8 r ー8 t
+9 v ー9 x
+10 w
+11 y
+12 z
「これって、どういう風に振り分けたの?」
「それはあとで説明するから、今はこれを英文に直すの手伝って! 1段目から4段目をお願い。私は5段目から8段目。あと1駅で書き終えて!」
「わかった!」
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