第17話 新入生代表挨拶の暗号(12)
(tー3αt)(ー7α ί+2) (+10ε)(α+8ε)(+7ε+10)(ー3ε+8ε)=
(tー3αt) that! だけど ー3 が h はさっき言ったか?
六段目!
(+10ε)(+2o)(+7ot)(ー4+7o+10)(α+7+11tー3 i+7+3)(αboυt)(tー3 ίー7)(school)(+11εt)=
about と school わかるのに、ちくしょー!
七段目!
(+2εα+8)(ー7ε+7 ίo+8)(ー7tυ+2ε+7tー7) (+10ε)(+10oυl+2)(ー7 ί+7ー1ε+8εl+11)(αー5ー5+8εー1 ίαtε)(+11oυ+8)(ー3εlー5)(α+7+2)(αー7ー7 iー7tα+7ー1ε)=
くっそ!
八段目!
(to)(ー1o+6+6ε+6o+8αtε)(tー3 ίー7)(ー7ー5εー1 ίαl)(+2α+11)=
やべえ、全然ダメじゃん! マキちゃんごめん!
真紀はオレが言ったアルファベットを表に書き取りながら、自分も色んな方法を試してる。オレも頑張らねーと! 「r」「s」「c」「h」を入れて、もう一周だ!
一段目!
(thα+7ー4)(+11oυ)(for)(hα+9 ί+7+3)(sυch)(α)(+10o+7+2ε+rfυl)(cεrε+6o+7+11)(for)(υs)=
深月、最初に『ありがとうございます』って言ってたよな。
(tha+7ー4)(+11ou) ってこれ、Thank you だろ。
「+7、n!」
「ー4、k!」
「+11、y!」
車内アナウンスが流れ、電車は一つ前の駅に向けてスピードに乗った。
まだ全然できてない! 全然間に合う気がしない!
オレがそう思った時瞬間、真紀がペンを動かす手を止めた。
「常葉、ありがとう。もう大丈夫。残りは全部わかったわ」
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