僕はカレーが食べたい
江戸川雷兎
はじめに
これは小説ではありません。なんとなく記録しておこうと思ったワナビが適当に書き散らすエッセイです。だからもったいぶるようなことはしないで結論から述べたいと思います。
僕はクローン病です。
先に注意書きをしておきますが、これから普通に重めの病気の話をします。苦手な人もいると思いますが、僕は僕が思ったままのことを書きますので、ご了承ください。
この文章の主軸なので、もう一度言います。
僕はクローン病です。
聞いたことがない人も多い気もしますが、存外知っている人もけっこういるもので。僕の住んでいる街でも、昨年IBD(inflammatory bowel disease=腸に炎症を起こす病気、主にクローン病、潰瘍性大腸炎のこと)専門のクリニックができたりしているので、世間が目にする機会は増えたのではないでしょうか。
で、クローン病って何なのよ、って話ですが、僕がよく人に説明するときに使うのが、安部晋三元首相の話です。「安部元首相が潰瘍性大腸炎って大腸のご病気だったじゃないですか、あれの小腸版です」って説明すると、だいたいの人はああなるほどって納得してくれます。まあ、正確に言えばそんな単純なものじゃないですし、こんな説明をしたら実際の専門家からは怒られるかもしれませんが、でも素人が素人に説明して納得してもらうんだったらこの程度の説明でいいんじゃないかなあ、と。
とはいえ、じゃあ潰瘍性大腸炎って何なのよって話に結局なるので、クローン病の説明をめちゃくちゃ簡単にしますね。クローン病ってのは、特定疾患=難病指定されている疾患で、口から肛門までのすべての消化器系に慢性的な炎症を引き起こす病気のことです。その消化器系の中でも、特に大腸と小腸に炎症が現れるため、IBDに分類されているって話でしょうね。めちゃくちゃ適当に症状を説明すると、便の回数がめちゃくちゃ多くなります。お腹ゆるくなります。お腹痛くなります。口は口内炎ができやすくなります。もっと具体的な症状についてはこの文章がちゃんと更新されていけばおいおい出てくると思います。
これからあなたが読む文章は、僕がクローン病を発症してから今までの体験を綴ったものです。そして、クローン病という病気に侵された僕の魂の叫びを書き殴っていこうと思います。
なぜ今のタイミングでこんな文章を書こうと思ったのかというと、今これを書いているのが2023年8月です。来月、2023年9月に、8年ぶりに小腸切除の手術を行います。なんとなく記録として残しておきたくなったから残します。ただそれだけです。まあ、それに加えて、少しでもこの病気の理解者が増えてくれればいいな、と言う気持ちもありますし、同じ苦しみを持っている人間がいればそんな人間の目に留まってくれればな、という気持ちもあります。
手術まであと2週間。それまでに更新できるだけ更新したいですが、残念ながらワナビとしてサッカツ=作家活動もやってるので、どの程度の勢いで書けるか正直わかりません。できるかぎり、って感じですかね。できればタイトル回収するくらいまでは書きたいと思っています。
先に謝っておきますが、書くのに飽きたらごめんなさい。まあ、こんな駄文読んでくださる方がいるかどうかわかりませんが。
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