これでプログラムが書けるぞ! 分岐処理編

「ん~? さっき思いついたことって、プログラムだとどうやって書くんだ?」


 俺はさっき、『もし』頭がよければ、天才じゃないかと考えた。

 『頭が良ければ、天才』『頭が悪ければ、愚者』という分岐だ。

 俺は思いついたままに、C#を教えてくれるWEBサイトを調べてみる。


「あった! 『分岐処理』って奴だな! うんうん、俺が思った通りだ!」


 今回も同じようにざっくりとまとめて説明していくぞ!


「処理としては、質問して『YES』と『NO』に分岐するってことか」


 今回の書き方も二つだ。そんなに多くなくて安心する。

 まずは『if』を使った書き方だ。


 『成人していますか?』と質問する。

 『YES』なら『お酒が飲める』。『NO』なら『お酒が飲めない』。

 質問して、YESかNOのあとに、処理がある。

 やってることは、たったのこれだけだ。難しくはないな?


 これをプログラムにすると、こうなるという例文を書いていくぞ。


 int AGE=20;


 if(AGE==20)

{

 お酒が飲める

}


else

{

 お酒が飲めない

}


 最初にint型のAGEという整数の箱に20が入っている。

 まあ、これはわかりやすく年齢を表している。

 箱の名前は、基本的にわかりやすくした方が扱いやすいぞ。


 次に、if(AGE==20)とある。

 これはAGEは20という数字と同じか? って聞いているんだ。

 『==』がイコール、同じなのかという意味だ。


 『=』はひとつでいいじゃないかって?

 これも書き方の決まりとして、覚えてほしい。

 『=』がひとつだと、計算式の『=』と混同してしまうから、このような書き方にするらしいぞ。


 さて、次のカッコの中を見てもらえばわかると思うが、最初のカッコの中は『YES』を表しているぞ。


 次のカッコの前に、『else』とある。

 これは『if』とほぼセットだと思ってほしい。『ほぼ』と言っているのは、これを使わない場合もあるからだ。

 カッコの中を見てもらえばわかるが、こちらは『NO』を表している。


 この『YES』と『NO』のことだが、プログラムを書く上では『真偽』と言い表すらしいぞ。

 『真』か『偽』。つまり、本当か嘘だな。

 これを『True』と『False』って表現するみたいだ。なんかカッコいいよな!


 これで『if』を使ったプログラムの説明は終わりだ。

 次は『switch』を使った分岐処理の書き方だ。


 これはいくつもの分岐するときに使うみたいだ。

 たとえば、サイコロの出目のそれぞれに処理を書くってイメージだ。


 これも例文を書いて説明をしていくぞ。


 switch(DICE)

{

 case 1:

  処理A

 break;


 case 2:

  処理B

 break;


 case 3:

  処理C

 break;


 case 4:

  処理D

 break;


 case 5:

  処理E

 break;


 case 6:

  処理F

 break;

}


 ちょっと内容が長くなってしまったが許してくれ。

 これはサイコロの出目をDICEとしているんだ。

 仮に、DICEの中にランダムに1~6の数字が入ると思ってほしい。


 1の目が出たら、処理Aを行って終わる。

 2の目が出たら、処理Bを行って終わる。

 3の目が出たら、処理Cを行って終わる。

 4の目が出たら、処理Dを行って終わる。

 5の目が出たら、処理Eを行って終わる。

 6の目が出たら、処理Fを行って終わる。


 1~6の出目がそれぞれ出たら、処理A~Fとそれぞれ行って終わるのが、この『switch』だ。


 『break』は、一旦そこで処理を終えるんだ。

 そのあとに、カッコの中から抜け出して、次の処理に行くと思ってほしい。

 反復処理なんかでも使われることがあるみたいなので、覚えておきたい。

 もちろん『break』の記述がなかったら、カッコの中の処理を続けて行うぞ。


 これで『switch』についても理解出来たな。

 『if』は二択まで分岐できて、『switch』は複数に分岐することができる。


 分岐処理も学び終わった。

 これでプログラミングの基礎の考えは学び終わったみたいだ。

 四則演算、反復処理、分岐処理。


 この三つがあれば、なんでもできるみたいだ。もちろん基礎としてだけども。

 サイトの説明では、この考えがわかっていれば、プログラムの言語が変わっても、書き方を覚えるだけで済むらしい。


 よーし、次は実際にUnityでプログラムを書いて動かしてみよう!!

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