魔法がなくても作っちゃいます
@haruhito_haruru
第1話 バトル開始!
朝日が私を照らす。そこから始まる私の一日。
(時刻八時五十五分!?)
無駄に幅が広い階段をだんだんだんと降り、靴を履いて飛び出す。
「おかーさん。行ってきまーす」
「いってらっしゃーい、!」
お母さんの、挨拶で、恵まれる朝も最高である
中学生になる嬉しさでワクワクして、いつも通るこの道も新鮮な感じ。
ふと、あることに気付く。
「っっッz!?小学校!???」
ワクワクしすぎて小学校と中学校を間違えてたぁ!
小学校を通り過ぎたもうちょっと先にある中学校の校舎の時計にうっすらと9:10と表示されているので15分くらいで着いていたようだ。
「……大遅刻ぅ…」
はぁ……、とため息一つ。
▽▲▽▲▽▲
入学式では、校長が長々と話し続け
「え~、桜ヶ丘中学校の始まりは、え~、」って感じで話しの内容の半分が「え~」
なくらいだった。むしろ接続詞が「え~」なんだよ。
学校の歴史。校長の偉大さなど永遠に言い放つ校長に
音楽?の先生が止めて、ちょっとモメたようだ
「は…、はぁ~い、………全校生徒の皆さんは各担任の指示に従って、教室に戻って
ください」
と、言われたので私達はおぼつかない気持ちで教室に戻った
そう、ここから全てが始まるのであり、ここまではすべて序盤なのである
▽▲▽▲▽▲
「お~い、起きてるか~い?」
ブワッッっと笑いが広まる。しかし舞は気付いておらず、寝言を言うばかりだ。
「……うどんだいしゅき..........――――っッッ!????」
「「「「「「「「「ぶははははははははははははっ!!」」」」」」」」」
クラス中に大笑い嫌、大爆笑を買ってしまったのかも、確定だ
「ブフッ……ッ…っ…舞さん、自己紹介して……ク…ください」
必死に笑いをこらえる先生が少し許せなくなった。
「私は水木 舞。特技はゲーム…ぅ……よ、よろしくね」
クラスの男子が「おぉ」————
なんてね。
本当は、「うどんさん」コールが起こって、最悪である。
とにかくその時はまだ良くて、問題はそのあとだった。
▽▲▽▲▽▲
「キーンコーンカーンコーン」
と、嫌いな音が教室に鳴る
(あ~ムリムリムリムリムリ
入学式初日で授業やらせるとか実質犯罪、うどんたべたいぃぃぃ~~
あのツルツルしたのどごしに、つゆの香ばしさ、至福なんだおぉぉぉぉ!!!!)
想像するだけでもおなかがグーと暴れる。
果たしてこの犯罪に耐えきれるだろうか――――
「舞さん、うどんですか…………ブハッ!」
私を馬鹿にした先生に軽く一発。ロバには人参をつるさないといけないのだ。
▽▲▽▲▽▲
1時間目と2時間目が終わって、下校時間が始まった。
「舞さん?ちょっといい?」
金色の髪型をしたかわいらしい少女が
キリっと殺意マックスな感じでこちらに話しかける。
「私は
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