なぜ、「わらべうた」なの?

「わらべうた」は、子どもが遊びの中で歌い継いできたものです。


 何気なにげない遊びの中で、忘れてはいけない「大切な何か」をつないでいっているのです。


 また、その歌詞を読み解くと、悲しい過去の風習が見えてきます。歌に隠して語り継いだ「思い」があります。


 わたしは、

「わらべうた」は、「呪(しゅ)」ではないかと考えます。

 そして、

 子どもが「呪(しゅ)」を唱える(歌う)ことで、

 「守(しゅ)」になったのではないか。


「わらべうた」には、そんなもあったのではないか、と、思うのです。


 言い換えれば、

「わらべうた」がとなり、「恐ろしい何か」から守ってきたのだ、と。


 その「恐ろしい何か」は、この世のものではないかもしれないし。直ぐ近くにいる人間なのかもしれない。(例えば、とか、ね。)


 そんなことも考えながら、

 いまいちど、馴染みのある「わらべうた」の、馴染みのなかった側面に、思いをせてみる。


 お盆だからこそ、そんなことをしてもよいのではないか。

 芸術の秋として、日本古来の文化を振り返ってみてもよいのではないか。


 それゆえの「わらべうた」です。




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〈蛇足〉

 コレが『創作論・評論』というジャンルに入っているのには、このような↑ことも、少し呟いてみたかったから。と、

 一応、付記しておきますね。




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