第6話
479998人のアイドルを吸収し、若返った杉子が眼下の詠子を見下ろす。
「この星にもう用はない。私はアイドルを超え、人間を超え、神となる。貴様ごとこの星を滅ぼしてくれる。この銀河合体幕末三大兵器・アームストロングガトリング鋼鉄艦カノンでなァー!」
銀河合体幕末三大兵器・アームストロングガトリング鋼鉄艦カノンの銃身が回転し始め、超強力なブラックホール弾丸を生み出し始める!
詠子は母なる大地、地球に祈りを捧げる。
「この星でアイドルとして生きてきたみんな……昭和のダブルヘッドマントヒヒ、江戸時代のイイクニツクロウ……白亜紀のなんか知らん奴……お願い、この星のために力を貸して!」
祈りに答えるかのように大地が光り輝く!
「なにぃいい!?」
慌てる杉子。地球誕生から46億年後の現在まで、様々な時代で活躍したアイドル達の魂が、エキセントリックアイドルエナジーをトイチで詠子に貸したのだ!
「しねええええ!! パッド女あああああ!!」
聖なるエネルギーの塊が杉子に衝突する!
「ぬああああああ!! 私が死んでも第二第三の炎上系アイドルユーチューバーがァー!!」
きたねえ花火のように杉子は爆散した。
詠子は戦いで破壊された街を見つめる。日がもうすぐで落ちそうだ。
彼女は決意した。たった一人になってしまったが眼栖牙鬼坂48万のセンターとして世界に希望と夢を送り続ける。そしてエキセントリックアイドルエナジーの利息から逃れる方法を見つける。
赤く燃える夕陽が、彼女の美しい髪を照らしていた。
(おわり)
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あいどる☆ころしあむ ぶらボー @L3R4V0
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