昼夜逆転死神さんは眠りたい
しめきり
第0話
この世界は四つの世界に別れている。
1つ目は人間界。
この世界が1番人口が多い。全ての世界の住民に知られている。
2つ目は天界。
この世界は2番目に人口が多く、たくさんの天使が人間界に紛れて生活している。魔界と幽界の者達に知られている。魔界の民とよく小競り合いをしている。
3つ目は魔界。
この世界は3番目に人口が多い。人間達に悪魔と恐れられてる者達である。ただし知られているのは天界と幽界の者達だけだ。天界の民とよく小競り合いをしている。
4つ目は幽界。
魔界、天界のトップの者達にしか知られていない。いるかいないかの者達だ。全ての種族の魂を管理する者達だ。
幽界の民はその希少性故に死神学園というところの首席しか人間界に来ることはできない。そしてその首席は、、、
「しーくん今日のお礼だよ」
「あざーすおばあちゃん」
太陽が今日も気持ち良い。
一仕事終えて満足しているとおばあちゃんが野菜や果物をたくさん持って来てくれた。
今俺は遠く都会から離れた田舎でのんびりと暮らしている。
「いやー最近腰が辛くてねぇ、しーくんにはいつも助けて貰ってるよぉ、本当にありがとねぇ」
「いやいやお互い様っすよ〜野菜とか果物目当てですし」
「謙虚でいいこねぇ〜お孫にほしいぐらいだわぁ本当に〜そういや最近うちの孫が…」
ちなみにおばあちゃんと話すコツは適度にうなずきや相槌を入れつつお茶でも啜りながら聞き流すことだ。
「それでねぇ〜やっと生活が安定したからって今度会いに来てくれるらしくてねぇ〜…」
「あ、おばあちゃんそろそろ次の所行かないとだから。野菜ありがと!じゃっ!」
「あら、じゃちょっとお土産とかついでに」
「気使わなくて大丈夫だよ!じゃあね〜!」
帰る時にサクッと帰るのもコツである。
「いや〜それにしても慣れたもんだなー」
都会の人間達に嫌気をさして田舎に逃げ込んでから早1年。意外と生きていける。
「最初は割と不安だったけど優しい人達だけで助かったなー」
最初右も左も分からない俺を隣のおばあちゃんが助けてくれたのだ。色々仕事も斡旋してくれるし食べ物もお裾分けしてくれる良い人だ。
死神としての仕事は殆どしてないけど今のところは何も言われていない。
「んー。家帰ってゲームでもして寝るかー」
最近は普通に田舎でもネット環境が整っていてなんでもできる。
「ん?ポストに手紙が、?」
毎日空のポストをいつも通りいちよ確認すると手紙が入っていた。
「ふむふむ?」
〜拝啓、死神様〜
最後にこちらに魂が来てからピッタリ一年が過ぎました。
中々仕事が上手く行っていないご様子。
つきましては誠に勝手ながら此方から仕事の斡旋をさせてもらいました。
場所と日時は記載させていただきましたので確認してください。
追記
そろそろ仕事しないと幽界に戻されちゃうからね頼んだよ!
死神長より
…
…………
…………………
「ざっけんなぁぁぁぁぁぁ!!!」
死神さんの叫びは虚空へと消え去った、、
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手探りでやっていきます。
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